物を捨てられない人間の掃除 | 隠者の庵

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自閉症スペクトラム(広汎性発達障碍)当事者が気ままに壁打ちで文章を書き連ねます。
あと趣味についても適当に書き連ねます。何故か見た夢も記述します。

毎回掃除や整理整頓をするたびに、一番掃除すべきなのは自分の煩悩だと思います。

それでも一向に片付けられないから煩悩なのだと思います。

何なら自分自身を片付けてしまえば一番掃除が手っ取り早く進むと言っても過言ではありません。


減らせるものは適宜物置に、あわよくばリサイクルショップに、とは思いますが、

使うのではなく集めることが趣味になってしまうと捨てることすら決心と覚悟がないとできなくなる。

自分のテリトリーに、自分のマニアックな知識を総動員して集めに集めたものが簡単に処分できるなら人間の意識なんて要らない。

この間よく行くリサイクルショップにやけにお高いギターが急に数本増えて、

こんな価値のある物を手放すということは、それを持つことに意義がある人がいなくなった、重病か死を悟ったかそれとも亡くなったか、

とにかく重大な何かがあったとしか考えられない。

他人のコレクションなんて興味のない他人からすれば本当に空間を埋めているだけの存在です。

きっと私が集めたものについても同様に思われていることでしょう。

集めるというのは、適宜使い分ける、とか新しい物が手に入ったら古い方を処分する、とかではなく、

本当に収集して収集しまくって手元にあることに意義があるのです。むしろ意味もなく並べたりうっとりできることが重要です。

まあそんな事を言っているから整理整頓は出来ないし物は減らないし、何なら積み上げてしまうのだと思います。

誠に遺憾である。