何もかもが細かすぎて誰かを振り回す習性、酒編 | 隠者の庵

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自閉症スペクトラム(広汎性発達障碍)当事者が気ままに壁打ちで文章を書き連ねます。
あと趣味についても適当に書き連ねます。何故か見た夢も記述します。

恐らく私の好みは狭い。そしてはみ出ない。

例えばビールはキリンラガーしか飲まない。年に一回飲むか飲まないか程度だから気にならないが、

飲む時はその他の食材も細かく指定していかないと気が済まなくなる。

ドライビール?第3のビール?もしかしてそれ飲み物ですか?お酒ですか?(美味しんぼの読みすぎ)

などと言いはしないが顔には出す。表情を取り繕うこともできないし隠しきれないからである。

だからとても居酒屋で軽く飲むという気分にはならない。凝った店で凝った酒を飲んで過ごしたい、と思うわけである。

家でもリキュールの選別から始めて、当然どのような飲み方をするか、ロックかストレートか何かで割るか、を綿密に決めないとやっていられない。

何なら自分で作り出す。特に技術も何もないのに付け焼き刃で色々とやり始める。

適当なチューハイ、ストロングゼロとか酒っぽい何かを出先で出されたら帰るかもしれない。

年に数回飲むか飲まないか程度の酒飲みなら、その時間が無駄にならないように努力する。

とても細かい、という方向性で。とりあえずなんか飲めればいいや、という気はしない。

酒もそんなに強くない方なのでザルでもないから、そもそも飲める量も多くない。

多くないから真剣に選ぶ。他人からは徒労に見えていたとしても。

缶ビールを6缶セットで買う人を見て何故か軽く絶望する。

そんな奴が何もかもネタが尽きてどうしようもなくなった時に手を出すのがキャプテンモルガンと電気ブランですが、

その辺の店に行って手軽に買える酒でもないから困る。少なくともウチの田舎では扱っていない。

なので何があってもいいように買ってストックしておかねばならない。年に数回飲むか飲まないかなのに。

前に住んでいた街の常識は田舎では通用しない。誠に遺憾である。