田舎暮らしというのは特に何もする事がないので、たまに外食とかもしたいとは思うが、
チェーン店でもあまりないし、ハンバーガーや回転寿司を食べに行くだけで車で往復1時間とか、
もうそれファーストじゃないよね、とは言いたくなる。
住んでいる街の人口は減る一方なので何かが新しく来るというような想定も全く出来ず、
何かのついでに都市に行かないとファーストフードがファーストである意味もわからなくなる。
尤もそのファーストフードの店の周りに何か集中して他の店があるわけでもないので、
結局どうあがいても車がないと生活もままならないのでございます。
そもそも一駅分歩いたら5、6キロは歩かなければならないわけで、
たとえ5、6キロ歩いて着いたとしても、駅には駅と家しかないというような田舎具合なので、
もう都会の人の感覚とはかなりズレているのだなと思って過ごしているわけであります。
年に数回都会に出かけたら欠けているものをカバン一杯にしておかないと安心して帰れません。
その代わり車を停める場所には不自由しません。別に駐車場にお金も払うこともありません。
都会に出て「駐車場ってお金かかるのかよ」と思う事も稀によくあります。
コンビニの駐車場もだだっ広いです。何もない、とも言います。
そしてコンビニの周りは原っぱなので特に何もありません。たまに空き家から木が生えています。
よくYouTubeで都会の賃貸物件を内見するチャンネルを見ますが、
よくこんな場所に住めるなとか、何でこんな家賃なのかとか、そこまで空間を切り詰めて何がしたいのかとか、
多分自分が住んだら精神に変調を来しそうな家やアパートがゴロゴロしていて、
田舎のそれなりに広い空間にギターやキーボードなどの楽器を置けるだけマシだと思いました。
昔にまともに働いていた頃に住んでいた2LDKでも物を詰めるだけ詰め込んで別な意味で密室になったので、
多分ここ数年の自分の収支にあった都会の部屋に住んだら精神的に死ぬ事でしょう。
やってられません、田舎(実家)に帰らせていただきます、などと供述しながら。
飯を食べに行くだけでも大変遠いが、利便性を求めて都会に出ると精神が保てなくなる、
妙なバランスの上に自分の現在の生活が成立しているのでございます。
もうどうせなら山に籠った方がいいのではないか、と思った事も一度や二度ではありません。
むしろ何も無い方が清々するのではないだろうか(意味不明)