雪の日の幻影 | 隠者の庵

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自閉症スペクトラム(広汎性発達障碍)当事者が気ままに壁打ちで文章を書き連ねます。
あと趣味についても適当に書き連ねます。何故か見た夢も記述します。

また降ったよ。この大雪め。おかげで相変わらずバスの動きが止まっている。

別に閉じ込められている訳ではないのに交通機関的に閉じ込められると身動きが取れない。

何に乗ってもほぼ麻痺することだけは確実なので、出来ることなら家から出たくないが、

じゃあ食料品とか消耗品とか、そもそも賃金とか一体どうするの、と言われたら返す言葉もない。

新型コロナで自宅待機になってしまった時の臨時の食料なんて本当に来るのか、とか言いたくなる。

場所によってはスーパーの屋根が雪で崩壊して休業になったところもあるし、

これだけ降られたら憂さ晴らしで雪まつりでもないとやってられないとか思うが、

新型コロナで雪まつりもないためどうしようもない。

ただ白いだけの景色なんて風情も何にもない。憂鬱な光景が広がるだけである。

文字通り圧雪に身も心も圧殺されるだけである。

誰だよ「コンクリートから人へ」とか言って公共事業を削ったの。

お陰様で除雪の間隔も見事に開いたため、道も狭まったり、道を塞いでいる雪を片付ける場所もない。

除雪車が来てダンプに雪を積んでも、廃棄場も雪で埋まって捨てられないとか色々と酷い。

何かの憧れで雪のある場所に住みたいとか言う人がいれば、その幻想をぶち壊すには十分な光景である。

慣れというか諦めというか、要するにどうしようもない物体が大量に転がっているだけです。