障碍者には大きく分けて三種類あると勝手に思っている。
一つは生まれる前から、あるいは生まれた直後から明らかに先天的に症状が見て取れる者。
二つはなんか違和感はあるけれども重大な問題を起こさないから一応成長して、その過程の何かで障害が明らかになる者。
三つは事故や病気、またその後遺症によって後天的に障害を背負ってしまった者。
自分は真ん中の部類に入るのだろうが、とりあえず二十代半ばまで必死に逃げましたが、
自分が怪しいということがどうあがいても明らかであり、逃げ通せないと判断し、精神科に行くことになったのです。
その頃は仕事上のストレスもあって二次障害もついでについてきましたし、
そのおかげもあってもともと隠遁願望はありましたが、人間嫌いを順当にこじらせました。
人と関わる職業をやりながら、人と関わることに対して致命的な欠陥がある、という根本的な矛盾、
小学校のはじめからなんとなく雰囲気で見えているような気はしましたが、ここまで致命的だとは思いませんでした。
社会に出て叩きのめされた分、ある程度社会を身をもって知った事になるけれども、
これが養護学校、今では特別支援学校にいて、寄宿舎生活である意味世間から隔離された生活を送ると、
症状があっても普通に世間に揉まれるのとどういう違いが出るのか気になるところではある。