そろそろ親が二回目のワクチン接種に行く頃だと思って過ごしていたら、親から電話がかかってきて、
「打った日に腕が痛かったが、次の日38度後半の熱を出して夫婦で解熱剤を飲みながら寝込んでいる」云々と言っていた。
急ごしらえのワクチンとはいえ、何も起こらないほうが一番いいのは当然だが、
色々なものがまだこなれていないから、何か小さな副作用はあるのだろうと思いました。
え?自分?まだ一回目の申込用紙も来ていませんが何か。
傍目から見て「ワクチンって大丈夫なのか」とか思う、というか傍目から見ることしか出来ない身分なのでございます。
早いところ接種年齢を引き下げていただきたいところなんですけど。
血栓とか発熱とか聞くとなんか背筋が凍る様な思いがするけれども、それ以前に注射嫌いを患っていると、
針自体が怖いね(単刀直入)
先々週にめまいとかふらつきとかが新型コロナウイルスに関係なくひどく、日常生活に支障をきたしそうになったので内科に行って、
PCR検査を受けて、陰性で済んだのでそのまま診察に進んだが、
内科の医師に「このままの状態が続いたら点滴とか採血とかありますね」とか言われて、
何とか(注射と点滴だけは回避するという)意地と気合と根性と投薬で何とかしましたが、
本来精神論で何とかするべきものではないようなものの気がしないでもない。
なんで医者とか看護師とかはすぐに注射や点滴という物騒なものをすぐに持ち出そうとするのか、今の僕には理解できない。
別に「毎日二リットルの薬液を飲む」とか、「百錠の錠剤を一日三回」とかでいいのに、
というような子供のような精神状態で毎日過ごしておりますので、注射というものに対する恐怖感は毎日半端ない。
全て子供の頃に見た予防接種の注射と歯科医の麻酔の針のせいです。
今じゃ病院の看護師の横に置かれている注射針も直視できない。点滴とかは天敵です。
なのでもうインフルエンザの予防接種も、介護施設とか障害者施設とか一回発生したら大事になりそうなところに行く機会でもなければ、
極力避けて通る。もしもタダで接種できるとしても可能な限り逃げる。流石に今回は逃げ切れるとも思えませんが。
新型コロナウイルスは大事すぎるので、本当に若い人間だったらもうちょっと長く逃げよう、とか思ったのだが、
そういう年でもないし、自分もお世辞にも若いと言えるような年齢でもなくなったので、今回は逃げない。
ただ実際に親が熱を出した、とか聞くとちょっと気が引けるのも事実である。
かつて外科手術(口内の傷の除去)の際に、手術室で点滴をして麻酔を当該の場所に打ったあとから、術後まで、
ずっと針とメスの事を考えざるを得ないので、最初から最後までずっと足が震えている、
というか震えた足がベッドの金具に当たってガタガタ音が鳴る程度だったので、
震えるというレベルを越えているような、繊細すぎるというか、半端じゃない恐怖心が常に脳内を支配する状態だった。
正直自分でも自分が見苦しい。「いまのあんたがいちばんみにくいぜ!」と言われたらもう「はい」というより他はなかった。
あれだったらまだ定期的に胃カメラを口から入れたほうがマシだと思う。
そんな精神状態でも流石に今回だけは腹をくくらなければならない、と思う次第でございます。
注射はつらいよ。