人前に出る覚悟 | 隠者の庵

隠者の庵

自閉症スペクトラム(広汎性発達障碍)当事者が気ままに壁打ちで文章を書き連ねます。
あと趣味についても適当に書き連ねます。何故か見た夢も記述します。

何処かの看板で「身体は障碍者になっても心まで障碍者になるな」とかという看板があると聞いたが、
では自分のように心が先にやられたら一体どのような扱いを受けるのだろうか、
とか割合ナンセンスな事を考える今日この頃、
皆様方におかれましては日々御健勝のこととお慶び申し上げます。

人の心がわからないというのは、別に読めなくても構わないというわけではない。
空気が読めないというのは、別に読めなくても構わないというわけでもない。
読んでいるつもりで行動して、実際には読めていなかったり、
読み間違ったりするから大問題になるのである。
そんなことを繰り返していると、人の心とは一体何ぞや、という思考になって、
どれだけやっても間違うのなら読まなくていい環境にいた方がいいのではないか。
人との接点のない環境におかないと人に迷惑をかけてしまうから、
隔離なり出家なり籠るなりなんなりさせて静かな場所に放置しておいてください、
人前で敢えて醜態をさらすような真似なんてしない方がいいです、と言いたくなる。
特に駅とかでなんか違和感のある行動をしている明らかに障碍者の人を見ると、本当に身につまされる。
自分も時折ああなったりしているのではないか、と。

なんか変なあだ名とかをつけられて情報を共有されるくらいなら、
精神的には引きこもっていた方がどれだけ平和なことだろう。
殴られたりツバを吐きかけられたりはされないものの、
どっちみち後ろ指を刺されるような感じなのは間違いない。
わざわざぶん殴られるのに外に出る覚悟なんてものはない。ない。ありません。
ひっそりと暮らすというのはそんなに難しいことなのだろうか。

兎角、この世は生きにくい。