オンライン飲み会と広汎性発達障碍者 | 隠者の庵

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自閉症スペクトラム(広汎性発達障碍)当事者が気ままに壁打ちで文章を書き連ねます。
あと趣味についても適当に書き連ねます。何故か見た夢も記述します。

なんか最近Zoomという言葉があちこちで使われているので、

「何だマルチエフェクターの最新機でも出たのだろうか?」と思ったら、

オンライン会議用のアプリとかだったので、

私のかけた時間と青春を返してくれと思いました。

 

最近巷では先述のZoomのようなオンラインで顔を突き合わせるアプリを使って、

居酒屋とかに行けないから自宅でパソコンを使って顔を突き合わせる「オンライン飲み会」なるものが、

あちこちで開催されているとか色々流れているが、

自分としてはそこまでして飲み会をしないと駄目なのか、などと思ってしまう。

そもそも飲み会とか顔を突き合わせる席が苦手な人間には、

一人というプライベートが死守される自宅というものは誠にありがたいものであり、

それを侵害する何物も許しがたい。

家にまで帰ってプライバシーもクソもないような行為をしなければならなくなったら、

私は一体何をして精神の安全を保てばいいのだろうか。

まあ、今の待遇だと飲み会自体が開催されることも非常に稀ですから、

変なところに気を使わなくていいのは助かっている。

というか何物も自粛されているなら飲み会も自粛すればいいのに。

自粛ばかりなら自粛にふさわしい生活スタイルの確立、とかをやっても面白そうなのに、

世間は「自粛疲れ」とか「ストレス」とか変なことを煽る。

こちらは自粛できるなら無制限に自粛したいような気分なのに。

 

なお、このような人間なので、親からは「LINEが既読になるのが遅い」とか言われたり、

知り合いからは「メールを送っても帰ってこない」とか言われます。

何が言いたいかというと自宅にいる時間は本当に世間と隔絶した気分になりたいのです。

そうでもしないと生きた心地にならない。

人間という糸を玄関で全部切り落として、無菌状態で家の中に入ってくつろげることが、

自分にとって何よりの癒やしであり、確実に求められなければならないことである。

どうしてそんな場所で他人と関わるような苦行を行うのか、私は理解に苦しむ。

飲み会でストレスを発散するのではなく、貯蔵するので、

別に何かを発散した気にはならないし、空気が読めない分他に迷惑をかけるので、

本当にできることなら穏便に断って、家にこもってしまいたい。

それを無理やり出そうとするから言い争いになるのです。

 

まったく、オンラインアプリというのは一人でいたい人間を救わないものだと思いました。

当然自分のパソコンやスマホには極力そういうアプリは入れないようにしています。

それが自分を守る術である。