色々あってうつ状態が深まると、何もしていないのが一番良い状態になります。
そして頭の中で何かが回り始め、将来に対するぼんやりとした不安を抱くようになります。
形のない、漠然とした形の不安が、倦怠感を持って頭を動き回るのです。
生きるとは何か、死ぬとは何か、死を前提にするからこそ考えなければならない事柄なのです。
それを考えなければ人生が楽になるとは、自分がひどい状態でも考えたくない。
別にやりたい事ができないとか、不満や不平が多いとか動機となるものまで漠然とした感じで、
どれが動機だかもはっきりしないまま、全体的に精神が沈降して、
当てどもない道を辿り始めるのである。
原因は新型コロナウィルスあたりなのですが、そうだと断言してしまえば楽になるわけでもなく、
何かやるせない平坦な気分が、そのまま頭を圧迫するような感じで、
ついでに何もしたくなくなる。
痛いとか辛いとか苦しいとかではなく、平らな虚無みたいなものがあるだけである。
これに人間関係の不具合が組み合わさると、多分この世から飛び出したくなっても不思議ではないだろう。
現状半隠遁状態になっておりますが、端的に言えば人間関係に嫌気がさしたからであり、
またこじらせれば精神的に変な流れになることは避けられないだろうと思う。
ぶっちゃけ半分飛び出したから今があるのです。
精神に障碍があるということは、これからも人に迷惑をかけて過ごすということであり、
それだけで社会生活に引け目を感じるわけである。
何とか生き延びる事ができたとして、それは犠牲の上に成り立っているものだと自覚すれば、
人生自体に嫌気がさすとしても全く不思議ではないだろうと思うのである。
自己嫌悪とか抱かないでどうやって生きていけるのかと思えば絶望しかない。
病識があるということはまったくもって不幸であるが、
病識のない人間が世間でどういう活動をしているかを見て嫌悪感を感じれば、
障碍を自覚した上で籠ることに勇気を持てることはまだ支えにはなるだろうとは思う。
兎角、この世は生きにくい。