流石にトゥレット症候群のようにどこでも本人の意思を無視して言葉が出ていってしまうタイプではないが、
何かに取り組んでいる時に、呟いたりボヤいたりするのは日常茶飯事である。
わけがわからないと思われるだろうが、自分は自分の考えたことを言葉にして聴くことによって、
自分のアイデアや今何をしようといているかをまとめていくのである。
臨機応変にやらなければならないほどその頻度は上がる。
ルーチンワークや、決まり切った通勤経路などでは滅多に独り言はしない。
頭の中が特に混乱している時に、その中からワンフレーズ引き出そうとしても限界がある。
そういう時は呟かないといけない。思考と発音を切って考えられるからである。
よさそうな言葉を発音することによって引き出すのである。
頭の中の言葉が音として耳に聞こえるのであればここまで述べたことはやらなくて済むだろう。
だが現実には聞こえない。なにかぼんやりとした意識の淀みがあるだけである。
それは言葉ではないし、明確なイメージでもない。
手元にメモでもあれば書いておけるのだが、世の中そんなにゴロゴロとメモが転がっているわけではない。
それに閃きというものは場所と時間を選ばないものである。
もはや呟くしかない。
ただしTwitterを使って呟いたりはしない。
そういうものである。