とは言っても自分が何かを研究するわけではなく、研究のために必要な物を運んだりする雑用として、
ということになっているのだろうと思う。
そして通勤して自室の中に行くと謎の小動物があちこちをフヨフヨしていた。
研究には何ら関係ないが、なんとなくそこに置いてあとは自然の摂理にお任せるすようだ。
隣の部屋の研究室で軽く挨拶をしてから、同じように飼っている別棟まで向かっていった。
やはりそこにも得体の知れない生物のようなものがいる。
何処かで遺伝子の操作を間違えた動く何らかの物体に見えて仕方がない。
なお初日の勤務を終えて、次の日通勤したら、謎生物の大半は死滅していました。
環境に適合しないものを勝手に作るからこういうことになるんだ。
研究員の方もあまり気にしていないようである。
またその日の晩は歓迎会みたいなものがあって、夜に備えて控室で居合か何かの練習をしていたら、
振り回していた模造刀が上司にクリーンヒットして没収された。
そりゃそうである。
雑務をこなしてから、歓迎会の会場に向かうと、カラオケボックスを貸し切りにしたようだった。
わんさか人がいる。既に歌い始めている人もいる。
とにかく賑やかである。