生老病死を直に突きつけられると色々苦しくなる。
大体そんな年末になる。
親も自分も後何年生きられるのだろうと思うと無常感ばかりが募ってくる。
まあ毎年出家したいとか思うような人間ですから、何をどれだけ積まれても虚しいものは虚しい。
お金も家族もあるに越した事はないが、あったから問題が根本的に解決するわけではない。
むしろ自分の場合はあったらあったで別の虚しさを抱えていく事だろう。
年末を迎えようが迎えまいが、人は死ぬのである。
外からは遠慮なく救急車やら消防車やらのサイレンが聞こえてくる。
死ぬ時間を選べるのならこんな時間は避けるだろう。
選べないのなら一年というものも結局は人間の感覚で決めた根拠のないイベント、
とでも言わなければならないだろう。
皆その気になっているだけで、根本的に時間が過ぎていくことだけが現実である。
めでたいものは本当にめでたいのでしょうか。
それでは良いお年を。