二十代からの余生 | 隠者の庵

隠者の庵

自閉症スペクトラム(広汎性発達障碍)当事者が気ままに壁打ちで文章を書き連ねます。
あと趣味についても適当に書き連ねます。何故か見た夢も記述します。

学生の頃はちゃんと働いてそれなりに預金が貯まればもう好きなことをするんだ!
あと出家する!などと意味不明な供述を繰り返しておりましたが、
社会人になってから数年で変なもの(広汎性発達障碍)が見つかって、
事実上全盛期終わったじゃん!!あとは余生じゃん!!
などという結末になるとは思っていませんでした。

何というか、若い頃に大病を患って、とかではなく、
最初からあったものが発見されなかった、と言う話なんですが、
別に普通になりたいとかそんなことを思うわけでもなく、
平凡というか自分の出来ることをきっちりやればいいよね、
と過ごしていたら、思ったよりやれることが少なかった、
というか少なすぎる、一体これで何が出来るのか、
診断から十年経った今でも判別がつかなくなるようなときがあるのでございます。

まあまっとうな企業勤めなんて出来るはずもないよね、とかしょっちゅう言われましたが、
ここまで出来ないとは思わなかった。
もういかに他人に迷惑をかけないように生きるか、が命題な気がしてならない。
尤も生きるためには外に出ないといけないんですが。
何かをすると他人に迷惑ばかりかける人間が外に出るという表現自体が、
もはや一種の災厄みたいな気がしてならないんですが、
たまに出来ないのを認めるから閉じ込めてくれ、とか変なことを思う。

外に出て権利を獲得しようだとか、地位向上とか政治的に何かを働きかけようとすると、
LGBTのようにもうしっちゃかめっちゃかな事になるとしか思えないので、
何かをする権利よりも放っておける権利の方が切実に欲しくなる、と思う今日この頃、
皆様方におかれましては日々ご健勝のこととお慶び申し上げます。