もうぞろ夏祭りのシーズンとか言われそうな気がするが、
そもそも夏祭りに出向かない人間には何の意味もない話でして。
インドア派の人間には近くの大きな公園に出向くだけでもひどく億劫な話である。
ついでにエアコンもないときたもんだ。
せめて空調の効いた大きな施設を借り切ってやっていただけないだろうか。
夏の暑さを忘れるには、公園にいてはならないだろう。
そもそも暑さという概念がない空間が必要なのである、
などと譫言を吐きたくなる今日この頃。
家にエアコンのない家が真夏を迎えると、それはもう家が砂漠のように、
ひどく殺伐とした環境に思えてくる。
そんな体たらくから脱出するには、生半可な避暑では物足りない。
完璧に脱せられる何かがなければならない。
そうでもしなければ、私にとってはこの時期は本当に憂鬱に憂鬱を重ねたような、
それこそ生きる意志の湧かない時期である。
熱気なんて要らない。