題名通り、自分は注射と点滴を極度に怖れる性分でございまして。
先端恐怖症とかも含めて感覚過敏の度を過ぎたようなものだとは思うが、
点滴が入るとなれるまで足とか腕とかがガタガタ震えるので、
一度本気で変なところに針が刺さるんじゃないかと気が気でなくなる。
そうすると更に精神が震えるので肉体も震える。
痛さを我慢するとかそういう問題ではない。
注射の痛みはそんなに永続するものではなく、腱鞘炎とか腰痛とか諸々の肉体的不都合に比べれば、
過度に身構える必要はない、という話になるのは解っている。
解っているが解るわけには行かないのである。
そういう針が刺さった後を見るだけで気が遠くなるような人間に、
針を刺そうということの根本的な問題はどうやったら解決するのか。
具体的に言えば針を刺す以外の方法で何とかならないのか。
どうして針を刺そうとするのか。
よくそんな痛いのを我慢して生活するよりちゃんとした西洋的治療を受けたらどうか、とか言われますが、
投薬なら何だってやる。注射と点滴と手術だけ回避すれば後は意外と何とかなる。
何とかならない方法を持ち出さないで下さい。
死ぬほど苦い薬とかでも、針を刺されるより遙かにマシである。
副作用とかも大体同様である。
そのためなら、多少寿命が縮もうと構わない。
そういうものである。
ところで長生きして一体何になるのですか。