いとも容易く行われるえげつない不倫 | 隠者の庵

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自閉症スペクトラム(広汎性発達障碍)当事者が気ままに壁打ちで文章を書き連ねます。
あと趣味についても適当に書き連ねます。何故か見た夢も記述します。

「人の不幸は蜜の味」とは言いますが、
自分から不義不実だと解っていて敢えて泥沼(今回の場合不倫関係)に入る人の不幸を、
普通に表現しようとしても「仁義に悖る」とか本当にぼやかしたことしか言えないのも、
ある意味どうかとは思う。
一言で言えば「自業自得」で済むのでしょうが。
それで済むのは、多分二人の社会的失墜だけであって、
その周辺の人間関係や社会的信用については、
「自業自得」以上の物を持って済まされることになるだろう。
「信用」と「イメージ」を売りにするものが自らイメージをダメにしてどうする。

今朝ニュースを見たら「決別」とか「二度と会わない」書かれていたが、
人間の中はそんなに簡単に割り切れるものではあるまい。
同じ業界の中でやっていればたまたま顔を合わせる程度のこともあるでしょうに。
というか「決別」って一度深い仲にある人間が使ってこそ相応しい言葉であると思うのだが、
会見で否定しているのとまた矛盾していないだろうか、と浅はかながら思うのである。

そんなに恋愛というものに飛びつかなければ、今死んでしまうとでも思ったのだろうか?
兎角人の心というものは理解しがたいものである。
愛というものが亡ければ、そんなに簡単に人は打ちひしがれるものなのだろうか。
こちとら愛というものを感じるような生活態度ではないので、
むしろ執拗に迫ってくる人間の感情が嫌だったりする。

ま、離婚届けを「卒論」とか書く時点で、ロクな表現じゃないだろうと思う。
全国の卒論を書いている人に本当に失礼なのである。
そんな「人間を堂々と乗り換えます宣言」なんてものが、
二人で話題として盛り上がっていたことに閉口する。
なんというか、一人の人間を亡きにしようと企む悪役人のようなものに見える。

これで本当にイメージで商売しようと思う人の文章なのか、と考えると、
率直に頭が痛くなってくるものである。ロクなもんじゃない。