春は死にますか。秋は死にますか。
その前にとっとと夏が逝って欲しいと思う今日この頃、
皆様方におかれましては日々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
有事=戦争と短絡的に結びつける人々は、
有事に至る線を出来るだけ消す軍事力というものを理解してないように感じる。
資源を無事に運送できるのは輸送のインフラの御陰だが、
無事に運送するには、物理的な暴力を避けて通る、
あるいは物理的な暴力を前もってなくしておく、等々の根気強い努力が必要である。
ソマリア近海で海賊からの攻撃を防ぐために各国が軍事力を提供したように、
自国でもある程度の防御は出来るようにならないといけない。
それも自国のみならず、他国をも等しく守ることの出来る制度が必要なのである。
自分たちは守っておいて、他国は見殺しとか、依怙贔屓も極まれり、といったところだろう。
というか、軍事関連の法案では敗色濃厚なのか、
日が進む毎に反対側にヒステリックな、先鋭的な、見るに堪えないものが
続々と増えてきているのは気のせいだろうか。
政治と宗教の話は人前でするなとはいわれるが、
見て嫌なものが続々目に入ってくるのに、見せられるのに、
こりゃダメだ、と言えないのははっきり言ってどうなのか。
まあこれでも『茶色の朝』とか見て色々感化された方ではあるんですがね。
それでも平和ボケはダメだろうとは思うのである。
どんどんヒステリックになる反対側の言動を見ていると、
「ああ、日本って本当に平和だよね、ああいうのの自由まで保障された上に、
五体満足で、なおかつ場所を確保された上で活動できるのだから」と思わざるを得ない。
絵空事を語って世界が平和ならば、もっといい世の中になっていますよ、今頃。