嗚呼親族集合時の微妙な気分 | 隠者の庵

隠者の庵

自閉症スペクトラム(広汎性発達障碍)当事者が気ままに壁打ちで文章を書き連ねます。
あと趣味についても適当に書き連ねます。何故か見た夢も記述します。

自分のような中途診断者は、最初から診断を受けているのとは違って、
親戚等が集合すると何とも後ろめたい。
別にカミングアウトすればいいじゃないか、とか思われるかもしれないが、
生半可なことでは切れないような血縁関係というのは、
関係も永続的になりがちなので(でなくとも定期的に会わなければならないので)
あいつああいう奴なんだという先入観によるいろいろな偏見がついて回る。
手品の種明かしより具合の悪くなる時間である。
別に言う必要も感じられないので、なるべく言いませんが。
 
ただ、親戚が集まって話をすると仕事とか交友関係の話に流れ込むのは
大体いつもの流れのようなものなので、
そういう障碍関係の施設でなんだかんだやっている、とはとても言いにくい。
過去の行状を知られているが故に。
 
本当に七面倒くさいので、むしろ親以外の縁は斬った方が有り難いんじゃない?
とか本当に支離滅裂なことを言ってみたくなる。
十中八九空気は凍り付くので、それもまた言いたくない理由の一つでもある。
結局そんなこんなで一族の中で行状がつかめない、
謎が謎を呼ぶような一種の不審人物になりつつある。
気がついたらいるけど、また気がついたらいなくなっている、
そういうものに私はなりたい。
 
そしてそれを隠すというのも、またバチが悪いもので、
どの話をどう振っても心理的には負担にしかならない。
兎角この世は生きにくい。