弁当と食べ物と消費期限 | 隠者の庵

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自閉症スペクトラム(広汎性発達障碍)当事者が気ままに壁打ちで文章を書き連ねます。
あと趣味についても適当に書き連ねます。何故か見た夢も記述します。

この間、コンビニに行って弁当でも漁ろうと思って、
適度に消費期限の切れかけた焼きそばを持っていったら、
店員さんに「これは期限がまずいのでレジが通りません」と言われた。
念のため(?)消費期限を確認した上で、まだ期限は来ていませんよ、と問うてみたら、
「いや、ダメなんです」と言われた。
何か文明社会が進む方向って、これで合っているの?という気がしてならない。

法令遵守が大事とか、病人や怪我人の出る不祥事などが起きすぎたせいか、
どうも規則が雁字搦めでいけないどころか、未然に防ぐ、というより
もう防ぎすぎの段階まで来ているんじゃないかとか邪推する。
杓子定規に消費期限を当てはめても、まだ廃棄する時間は来ていないはずなのに、
店では普通に並んでいて、時間内だから買おうとしたらダメだと言われた。
「飽食の時代」が云々かんぬん言われるけれども、
ちょっと厳格過ぎはしないだろうか。
(消費期限の基準は何?と聞かれても回答に窮しますが…)

昔は家庭科の授業等で、食材の無駄云々…とか、
外食の残りの廃棄を途上国に回せば云々…とか
耳が痛い程度には聞かされたものである。
風の噂によると、給食も今では持ち帰り禁止だとか。
小さい頃、皆が手をつけない牛乳やら納豆やら総菜やらを
とにかくカバンに詰めたのも、もう今では出来ない。
それでコンビニでこの扱いだよ。
小さい頃に食べ残しはダメだとか言われたのを思い出せば、隔世の感がある。
事なかれ主義とかそういう言葉はあまり言いたくないが、
とにかく困惑したのである。

「自己で責任を取るから、安くていいんで引き取らせて下さい」とは決して言えないような気がする。
もう何が何だか。