歓迎会と送別会 | 隠者の庵

隠者の庵

自閉症スペクトラム(広汎性発達障碍)当事者が気ままに壁打ちで文章を書き連ねます。
あと趣味についても適当に書き連ねます。何故か見た夢も記述します。

こういう身分になってから、歓迎会とか送別会の類に出たことはほとんどありません。
本当に気心が知れている人間となら行く気も起きるが、
若干の関わりしかない疎遠な人のために何をすればいいのか解らないのに、
何かをしようという人の気が知れない。
関係のある人だけやればいいんじゃないんですか?
と、人間関係で色々起こした人間が言ってみる。

そもそも自分には飲酒の習慣がないので、
夜しこたま飲んで遅く帰ってくる、ということが想定不可能な行為になっている。
まずどうして酒を飲むのか、その辺から講釈を始めなければならないだろう。
今は「アルハラ」という言葉があるので、無理に酒を飲むこともなくなったが、
それまで個人の尊厳という奴が一体何処に存在していたのか、
と考えると気が重くなる。

集団行動、というけれど、実に軍隊的じゃないか。規律とかそういうのは、
表だった法律的なところだけにして欲しい。
それ以外の感情的なところまで縛られてなるものか。
自分はそういう人間なので、無理に引き留めたり、他人に何かを強制したりすることを嫌がる。
意識的なレベルで。
精神的なところに土足で入り込みさえしなければ、後は案外どうでもいい。
むしろいつも誰かと繋がっている方が不安になるものである。

当然の事ながら今でも集団行動は苦手である。
何とかしたいが、何とかしようとして精神に多大な傷を負った以上、
今までの立ち回りで行くと傷を広げるだけなのが何とも辛い。
目立たずに集団の中にいて、ある程度行動したら自然と消えている、
そういうものに私はなりたい。