都会ではデング熱が流行って公園が閉鎖されたとか。
人間が全てをコントロール出来るなんて驕りはどこから来るのか。
目の前の人間関係や、髪の毛一本の色ですら自由に変えられないというのに、
一体人間に何が出来るというのだろうか。
人が密集するところ、人の数だけ問題が起きる。
人を媒介として移動する色々なものも問題を起こす。
飛行機だの船舶だのと、自由に世の中を移動できる機関を作ったから、
人間は偉いわけじゃないのです。
その中についでに紛れ込むものに対して、見る目を失っていたのだから。
田舎の人間関係の緻密さは好きじゃないけれど、何でもかんでも揃わないところに、
現代の危機的な病を回避するだけの何かがあるとは思うのである。
都会に行かないと何も出来ないようになって、自分も不便になった。
心も含めて、先端の医療が、とか言えば、嫌でも都会に出てこざるを得ない。
そして社会の洗礼やら何やらの人間的な要素、機械的な要素を浴びなければならない。
静かな世界、本来の宇宙の無音なる世界は何処へ行ったのか。
満員電車が、ありふれた光景だと思うような毎日が来ることが、
とても正常だとは思えない今日この頃。