トラウマで心が折れる人とそうでない人と | 隠者の庵

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自閉症スペクトラム(広汎性発達障碍)当事者が気ままに壁打ちで文章を書き連ねます。
あと趣味についても適当に書き連ねます。何故か見た夢も記述します。

自分は過去を思い出すことは慎重にしている。
トラウマを思い出し、心がペッキリと折れるどころか、
たまにフラッシュバックを起こしたりするので油断が出来ない。
 
過去の表面の薄いところを、すっと削るようにしないと
おちおち過去を振り返ってもいられない。
現在に於いて過去に振り回されるのは不利益の方が多くなってしまった。
 
過去を思い出すと自分以外のせいにする人がいて、
何とも心が痛む。
過去を振り返るのは悪いことではないが、過去に囚われれば有害である。
思い出したくもないことを思い出して、何の得になるのか。
誰だって嫌な思い出は振り返りたくないものだと思うが、間違いなのか。
 
で、そういうときに限って「嫌なことは誰にでもある」とか
「嫌な思い出があるから強くなれる」とか
良識ぶったことを言うのがいて、これも困る。
誰にだってトラウマが力になればそれでいいさ。
問題はトラウマに耐えられる人間の方が少ないことであり、
そしてトラウマを「克服」した人の方が発言力があることだと思う。
 
誰だって心が強ければ、こんなに苦労はしない。