秘密保護法案に対する懸念があがっている、とか各紙で報じられるが、
一体一般市民が知らなければならないような
知っていないと生活していけないような、
日常そのものに関わりのある機密情報が一体どれだけあるというのか。
知ったとしても使い道がないような情報を手に入れて
それこそどんなメリットがあるのか。
別に国家間の機密を知り得たとして、
一介の市民に何が出来るのか。
言っては何だが、プロがやってもミスるようなものを
アマチュアが取り扱えるかどうかなどより一層解らない。
それとも「それでもいいからよこせ!」というのだろうか。
言えば言うほど自分がスパイだとかテロリストだと
触れてまわるのと一緒だと考えるのは
少々やり過ぎだろうか。
機密が守られていないから機密を守るような法律が必要になるわけで、
そもそも機密が守られていればこんな法律は必要ない。
個人の情報が常に暴露されていれば、
おちおち生活していけないのは人間も国家も同じだろうと思う。
(ただ、完璧な法など無いわけで、法律は時代の趨勢に応じて
流動的に変化すべきだと考える。金科玉条である必要は一つもない)
と、立てかけてある「オスプレイ反対!秘密保護法廃案!」の看板を見ながら
思うわけである。