大多数で盛り上がる系のイベントでなくとも、
日常生活の場でも、同調圧力というものは恐ろしい。
ひとたび「時代遅れ」のレッテルを貼られれば、
仲間はずれやいじめの標的にされても
何らおかしくはない社会というのも違和感がある。
流行の最先端なんて走っていたら数年で時代遅れになるし、
ならないためには必死に先頭集団に追いつくために
最先端の物を買わなければならないとか、
馬鹿馬鹿しいにも程がある。
そんな自分を追い詰めてでも、
先頭集団を走っていなければ気が済まないものなのだろうか。
強制的に勧めればかえって遠ざかるような奴もいる、
ということをそろそろ解ってもらいたいものであるが、
現実は非情である。
社会は食いついて離さない。
流行りも、時間が経って見直してみれば、
何でこんなものについていったのだろう…と
青ざめてもおかしくないようなものが多々あるはずである。
乗るしかない、このビッグウェーブに!とか言っても、
波が来た後には残骸しか残らない。
何処を走ろうが、どのように走ろうが、
最終的に可否を決めるのは自分自身である。
ゴール寸前まで走ってきて、
「こんな走り方は自分の走り方じゃない!」
と言っても、後はゴールするしかない。
現実は非情である。
後悔するような走り方をするなら最初からしない方がいい。