読書する日々 | 隠者の庵

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自閉症スペクトラム(広汎性発達障碍)当事者が気ままに壁打ちで文章を書き連ねます。
あと趣味についても適当に書き連ねます。何故か見た夢も記述します。

診断を受けてからというものの、
大体有名な自閉症関連の書物を読みあさってきたわけであるが、
精神医学の方に偏っていたので、
「こういう症状がある」ということは解ってきたものの、
「現実どのような問題が具体的に引き起こされるか」については
完全に自分で実験しているような気が未だにする。
 
やってみないと解らないことばかりで、
しかもそれをやらないと気が済まないような気もするから、
そして具体的な体験を通さないと学習するにもしようがないから、
結果として他人を巻き込んでしまうのである。
誠に遺憾である。
 
…多分定型発達者ではそういう他人を巻き込んで何かをすることを
幼少期からざっと経験、理解しているので
何ともないような気もする。
自閉症スペクトラムは、その辺の経験が知識として理解されるのが
遅かったのだろう、と勝手に思っている。
 
そして、そのツケが回ってきたのが今である。
何とも情けない話である。