昨日の第3回公判で松本淳一郎事務局長が、2022年のキックバック還流について指示された議員は誰か、という検察側の質問に対し、「本人が話していなので言えない」と煙に巻きました。それで済ませる検察もどうかしていますが、そこで新たな証言も飛び出しました。「過去、安倍派幹部にこれはやめたほうがいいのでは」と話したというのです。その議員とは誰か、そこもこの先の注目点です。

 で、少し整理すると、松本さんが安倍派の事務局長に就任したのが2019年2月。世耕弘成さんが安倍さんに松本さんを推薦したのはすでに知られている通りですが、このときの事務総長が下村博文さんでした。それから19年9月に松野博一さんが事務総長に就任。事務総長は年10月に西村康稔さん、22年8月に高木毅さんにといった経緯をたどっています。

 つまり、おそらく安倍派幹部とは高木さんを除く4人。おおよその予想はつきそうですが。