昨日、日大本部で記者会見がありましたので、参加しました。

 テーマはアメフト部の薬物事件を受けた大学方針の文科省への報告で、中身は第三者委員会の調査結果をどのように受け止め、日大としてこの先どう対処するかを示した形になっています。日大では新たに11月16日、久保利弁護士を議長に招いて検討会を立ち上げ、林理事長とともに久保利弁護士も会見に臨みました。

 その検討会では第三者委員会の意見を受け入れて方針を決めたことになっています。周知のように結果は、3人の日大本部執行部のうち、林理事長だけが減給にとどまって大学に残る。さらにアメフト部の廃部方針を決めたという内容です。

 とどのつまり学長と副学長に詰め腹を切らせ、アメフト部を廃部することによって、林理事長という従来の神輿を温存するという話。そのアメフト部の廃部についてはいったん常務理事会で決議され、林理事長名で方針を決めて文科省に報告したものの、世間の風当たりが強いので継続審議とする、とここへ来て二転三転する始末です。これを文科省はどうとらえるか、本当に日大の体制を刷新できると考えるでしょうか。