…『社会人バンドの宿命』。
それに今回直面して、
まだ訪れない未来にも不安を感じてしまった大切な仲間に。
ねーさんが入ってくれる前に、一度だけ顔合わせをした鍵盤さんの話を、昨晩ふと思い出した。
「もう一つ社会人バンドを組んでるんですけど、そっちは今、4年目です。」
…それを聞いた時に、
“アマチュアバンドでそんなに続く事があるんだ…”って正直驚いた。
「たまに集まって、なあなあで演奏してるだけなんだけど、まだ続いてるし、これからも続くと思う。
その合間にもう少し弾きたくて。」
…と、以前、鍵盤を弾きにきてくれた時に彼が言っていた。
若い頃のバンドは長く続かない事も多かった。
実際、自分がやってきたバンドも色んな事情で1年位で解散してきたし、
正直言うと、
今のバンドもここまで続いてこれるとは思っていなかった。
“社会人”であろうと無かろうと、もちろん続かないチームはひと月たりとも続かないのかもしれない。
でも、この時に聞いた話は、
長く続ける事は、“叶えられない話ではない”という事を教えてくれた。
『社会人バンドって実はスゴイんじゃないの?』って、思った。
よくよく見たら、社会人バンドでも長く楽しくやってきている人達は世の中にたくさんいるじゃないか。
今度、街をあげてのジャズ祭がある。
この恒例のイベントでは、
ずっと長く一緒に演奏してきているようなアマチュアミュージシャンやバンドマンが、全国から毎年たくさん集まる。
ある意味、『社会人バンド万歳!祭』だ。
今年はこのイベントに一杯元気をもらいに行ってこようかな。
『社会人バンドマン』
“仕事以外の時間で
もう一度青春できる場所”
そして、
“それを共有できる仲間”
…簡単に見つける事はできない事や、同じ目的に向かう事の難しさだとか、
その全てを“社会を通して知ってきているから”こそ、
できる限り『今』を大切に、
『仲間』を大切に、
そして自分自身も全力投球ができるのじゃないかな。
…じゃないと、片手間でこれだけ皆でひとつの良いものを作れるわけがないじゃない(笑)。(←※自画自賛。)
これこそが、
“社会人アマチュアバンドの強み”でもあると思う。
F氏がどれだけこのバンドが好きだったのか私はよく知っているつもりだから…
これからも今まで通り、
この時間とこの場所を、
みんなで大切にしていきたいと思うよ。
いつも本当にありがとう。
これからもよろしくね!