10牌形分類

 

以前、「10牌形5面待ち」を19パターンで報告しましたが、

今回、太線訂正版で報告するにあたり。

端寄り拡張L1型とL3型拡張(2パターン)を追加して22パターンとしました。

 

2022-06-19 08:32:29  10牌形5面待ち

 

 

10牌形は200パターン程ありますが、注目は次の4つに分類されます。

(1)8面待ち(1パターン)拡張L1型ツイン

(2)6面待ち(7パターン)

(3)5面待ち(22パターン)

(4)複合系および複合多面待ち

 

10牌形5面待ち(22パターン)

 

現時点で10牌形5面待ちは22パターンを確認しています。

いずれも7牌形をベースに、主として順子拡張等によるものです。

ということは、7牌形4面待ちからの1増か、もし3面待ちなら3増が必要です。

 

(3-1)7牌形L1型ベース(11パターン)

(3-2)ポッポ型ベース(5パターン)

(3-3)分銅型、L3凸型ツイン、L1型ツインベース(3パターン)

(3-4)L形拡張(1パターン)およびL3型拡張(2パターン)

 

ベースとなる7牌形

 

10牌形5面待ちを形成するには、7牌形4面待ちからの1増または3面待ちからの2増(同時拡張)が必要です。

また、7牌形5面待ち(拡張L1型およびL1型ツイン)の場合は、待ち牌替えが必要です。

          

7牌形5面待ち⇒待ち牌替え⇒10牌形5面待ち

7牌形4面待ち⇒順子拡張 ⇒    〃

7牌形3面待ち⇒同時拡張 ⇒    〃

 

L1型ベースの7牌形は5つありますが、拡張L1型は5面待ちです。

残り4つは4面待ちです。

 

7牌複合系は5つありますが、5面待ち1つ、4面待ち2つ、3面待ち2つです。

この中で、L3型ツインはこれまで7牌複合系の中で取り上げていませんでしたが、順子外しが出来ない点で他の4つの7牌複合系とは異なります。

 

7牌形階段型ベース

 

4牌形L1型の単騎牌への順子拡張は、拡張L1型(5面待ち)と階段型(4面待ち)があります。

 

拡張L1型は7牌形5面待ちなので、拡張して5面待ちとなることはありません。単なる順子付着(待ちに影響を与えない場合)は別です。

 

一方、階段型4面待ちは4つの待ち牌があるので、それぞれに順子拡張が考えられます。

更に、暗刻付加によりL1L2複合型を形成すると、L1型暗刻牌の上に待ちが生じて5面待ちとなります。

 

L1型後座布団ベース

 

L1型後座布団の後ろ側への順子拡張としては2つが考えられます。

 

L1型尻尾貼付けベース

 

L1型尻尾貼付けは後ろ側に2つの待ちがありますが、

貼り付けた順子の最後尾は単騎牌なので順子貼付けと順子接続の両方が可能です。

 

7牌形3面待ちベース

 

7牌形3面待ちへ順子同時拡張が起きれば、5面待ちを生じる可能背があります。

 

 

分銅型は3面待ちですが、中央単騎牌への順子接続は、双碰待ちへの順子貼付けでもあり、5面待ちととなます。

 

L3型ツインへの順子貼付けは、2つの嵌張待ちへの同時貼付けとなり、5面待ちを生じます。

 

7牌形3面待ちベース

 

7牌形3面待ちへ順子同時拡張が起きれば、5面待ちを生じる可能背があります。

 

 

分銅型は3面待ちですが、中央単騎牌への順子接続は、双碰待ちへの順子貼付けでもあり、5面待ちととなます。

 

L3型ツインへの順子貼付けは、2つの嵌張待ちへの同時貼付けとなり、5面待ちを生じます。

 

待ち牌替え

 

L1型ツインは5面待ちですから、通常、順子拡張が起きれば6面待ちとなります。

但し、中央単騎牌への順子貼付けは、4枚を生じて暗刻上の待ちがなくなるため、5面待ちのままとなります。

このように新たに待ちを生じても、元々の待ちが4枚使いでなくなる場合を「待ち牌替え」と呼んでいます。

 

L型拡張およびL3型拡張

 

待ちの拡張の場合、順子拡張は規則的ですが、暗刻付加または暗刻載せ以外に「L型拡張」および「L3型拡張」と呼ぶ拡張方法があります。

 

「L型拡張」はL型6牌形が接続する場合ですが、当然、順子拡張が起こります。それだけでなくL2型を形成し、元々の雀頭(この場合は、暗刻牌)の上にも待ちを生じます。

 

また、L3型拡張は端単騎の1間隣りに暗刻が加わった場合、L3型の嵌張待ちを生じます。

このような端単騎を持つ7牌形はポッポ型とL1型尻尾貼付けです。