13牌複合系(10パターン)太線訂正版

 

前回の報告をAmeba掲示板から読み直してみたら、Excel表示のブロック図が線が消えているところがあり意味不明の部分がありました。

 

待ちを検討するうえで、Excelブロック図は有効と考えています。

Amebaに上梓するには、原則、画像ですから、Power Pointを***.gifなどで図形化するのが一番簡便な方法です。

というより私のレベルでは、それしか出来ません

また、ExcelからPower Pointへコピーする方法は色々解説がでていますが、どの方法を試しても外枠線がきれいに表示されません。

今のところ太線表示が何とか見れるかなのレベルです。

 

前回の「13牌複合系10パターン」を太線表示で再掲してみました。

基本的には、内容は同じです。

今回の報告は、どんなふうに見えるか、私自身の練習課題です。

 

 

 

待ち牌Quiz:13牌複合系(10パターン)

 

例によって、今回取り上げる13牌複合系です。

Excelブロック図を拡大太線でコピーしたので2列になっています。

 

待ちが分かりますか?

 

 

Case 1:13牌単純複合系

 

ちょっと可哀そうな気のする名前ですが、暗刻外しまたは一盃口外しによりそれぞれ双碰待ちと嵌張待ちが生じる極めてシンプルな複合系(3面待ち)です。

6牌台形の両側に端対子ある10牌形に暗刻載せをした形です。

上乗せした3牌(牌3)が暗刻としても雀頭としても機能しますが、L型多面待ちではありません。

 

今のところ13牌単純複合系と呼べるのはこれだけです。

 

Case 2:ポッポ型一盃口載せ

 

7牌形のポッポ型に一盃口を載せたものです。

出来上がった13牌形からは、4連対子雀頭載せへの暗刻付加と見る方が先かも知れませんが、ポッポ型の端に一盃口載せ(順子貼付けでもある)です。

 

もう一つの見方は、10牌双碰(7牌双碰暗刻付加)への順子貼付けですが、これなど真ん中への順子貼付けは、実際の横に並べた13牌聴牌形からは想像しにくいと思います。この場合でも、4連対子雀頭載せの待ちも必要ですから、ポッポ型への一盃口載せの方が考え易いかと思います。

 

Case 3:7牌双碰暗刻付加暗刻載せ

 

7牌双碰暗刻付加(最近は、10牌双碰と呼んでいます)3面待ちに暗刻を載せた形です。

両面待ちが形成され4面待ちとなります。

 

この形は雀頭付着1牌欠損ピラミッド型に更に順子載せをした形でもありすが、順子貼付けでは雀頭上にできる双碰待ちを説明できません。

 

10牌双碰は2か所に1牌の部分があります。そのもう一つ別の位置(嵌張待ち)に暗刻をのせた形は、嵌張待ちが潰れますが、牌2の上に双碰待ちが生じて待ち牌替えとなり3面待ちとなります。

前回の時は、待ち牌替えだからとして13牌複合系からは外しましたが、これもまた、13牌複合系の1つです。

 

Case 4:L1型尻尾付き一盃口載せ

 

L1型尻尾付き4面待ちに一盃口を載せた形です。

一見、分銅型とL1型尻尾付きとの単騎牌共有合体に見えますが、L1型尻尾の先端は単騎牌ではありません。

 

但し、単なる一盃口載せではなく、順子外しで1牌欠損井桁型を生じます。

これにより、L1型暗刻牌の上に双碰待ちが生じ、全体として5面待ちとなります。

 

「一見、…」の説明の所は以前の小さいExcelブロック図のままにしています。

見やすさが変わるかの比較のためです。

 

Case 5:疑似L3凹型

 

横ずれ井桁型(9牌形)に1間置いて単騎牌が付くと、10牌複合系である疑似L3型(2面待ち)となります。横ずれ井桁型(9牌形)がL3型の暗刻の働きをしています。

 

この疑似L3型に順子拡張がおきると、疑似L3凸型を始めとしたL3型順子拡張と同様な拡張型が形成されます。これらは、通常、10牌複合系に分類していますが、単騎牌の後方へ順子貼付けが起きた場合は、単なる疑似L3凹型3面待ちではなく、横ずれ井桁型から順子取り込みを生じて三面待ちを生じ、全体で4面待ちとなります。

10牌複合系に分類することも可能ですが、折角なので13牌複合系に分類しご紹介します。

 

参考)に表示してあるExcelブロック図は、通常のExcel図をPowe Pointにコピペしたものです。

これでうまく表示できると楽なんですがね…

 

Case 6:疑似ポッポ型

 

横ズレ井桁型9牌形に、1間置いて単騎牌が付くと疑似L3型ですが、

並び対子が接続すると、疑似ポッポ型になります。

 

ポッポ型と同じように、双碰待ちと両面待ちの4面待ちとなります。

これで13牌形ですから、これ以上の拡張はありません。

 

 

Case 7:L1L2複合型L型貼付け

 

7牌形L1L2複合型にL型6牌形を張り付けた形です。

L型接続という形はいろいろとありますが、確か、45パターン程ある13牌6面待ちの中でL型貼付けはこれだけだった気がします。

 

元々のL1L2複合型4面待ちに、L型貼付けにより生じる1牌欠損井桁型の待ちが2つ増加し、全体で6面待ちとなります。

 

 

Case 8:分銅型暗刻二重付加

 

7牌形分銅型3面待ちに暗刻が付加した10牌形7面待ちは、10牌複合系ですが、更に暗刻が付加した13牌形は、13牌複合系になります。

 

似た様な形で、ポッポ型への暗刻付加がありますが、この場合はL1型とポッポ型の単騎牌共有合体になります。更に、暗刻を付加した場合でも、L1L2複合型とポッポ型の単騎牌共有合体になります。

 

1牌欠損井桁型の場合は暗刻の上には待ちが形成されません。

 

というより、分銅型への暗刻付加および暗刻二重付加はちょっと珍しい形の複合系です。

 

 

Case 9:1牌欠損ピラミッド型暗刻付加

 

10牌形の1牌欠損ピラミッド型雀頭付着は、10牌複合系3面待ちですが、そこに暗刻付加が起きると、13牌複合系4面待ちとなります。

 

Case 10:1牌欠損ピラミッド型暗刻載せ

 

10牌形雀頭付着1牌欠損ピラミッド型でCase 9で見たような暗刻付加に対し、嵌張待ちへの暗刻載せとなると嵌張待ちが4枚使いでなくなる代わりに双碰待ち(但し、1面待ち)が出来ます。全体として3面待ちのままです。一種の待ち牌替えです。

13牌複合系10パターン

 

今回採り上げた13牌複合系10パターンを調べていて、面白いことに気付きました。

 

ブロック図で並べてみました。

どの聴牌形も1牌欠損ピラミッド型が現れます。

かといって、残り3牌(白抜き)は順子や暗刻ではありませんから、1牌欠損ピラミッド型からの拡張という訳ではありません。

Case 9暗刻付加とCase 10暗刻載せのみが誘導体と言えます。

 

Case 2は一見、1牌欠損ピラミッド型への順子載せに見えますが、先に解説したようにの10牌双碰への暗刻載せです。

 

それ以外は、残り3牌はバラバラですから1牌欠損ピラミッド型がベースではありません。

 

しかし、その中に1牌欠損ピラミッド型が現れることが、順子外し暗刻外しで異なる待ちが生じる13牌複合系を形成する決め手になっているのかもしれません。