昨晩は妻が関わっていた幼稚園の教師だった方が、
劇症型溶血性レンサ球感染症で急逝し、
お通夜に参列しました。
連絡を受けた時は余りにも突然のことで、
唯々、驚くばかりで返す言葉もありませんでした。
翌日の朝日新聞にこの感染症のことが報じられていました。
溶連菌は一般的には子どもを中心に
咽頭炎を発症することは聞いていましたが、
大人がこの感染症に罹ると数十時間で死亡することがあり、
多臓器不全、呼吸不全で死亡率は3割に達するそうです。
劇症型溶連菌は筋肉周辺の組織を壊死させることから、
「人食いバクテリア」と呼ばれ手足の傷口から感染する為、
手を洗い傷口を清潔にすることが勧められていました。
斎場迄は時間が掛かるので早めに家を出て、
1時間程前に着き故人のご主人、
ご両親にご挨拶をして当時の様子をお聞きしました。
ご主人によると本人が手の傷口が痛むと言うので、
医院に行ったが原因が掴めず、検査を続ける中で傷口が
紫色になり症状が悪化して亡くなったとのことでした。
故人は何時も笑顔を絶やさず、責任感が強く常に
積極的に仕事に取組み、優しさの中に園児は育まれて
成長し、親からも慕われ信頼されていました。
斎場は幼稚園の地元に在ったことから園児たちの親や、
今は成人した若者たち、それに現職の幼稚園の関係者と
ご主人の職場の方達と数え切れない方達が参列し、
斎場の内外には焼香を待つ長蛇の列が続きました。
2階、3階の階段にも焼香を待つ長蛇の列が出来ています。
この中で多くのかつての園児の保護者、そした立派に
成長した元園児の多くの若者たちと再会しました。
「まるで同窓会みたいになってしまったけど、
○○先生が亡くなったなんて悲しいね。信じられない。」
と口々に悲しみの言葉を交わし、故人の死を悼みました。
始まって既に1時間半程経ちましたが、斎場の外には尚、
多くの方達がお焼香を待ち続けていました。
私事ですが今朝ゴミを出して帰り、玄関先でけ躓いて転倒、
石畳に強く打ち付けられました。
起き上がろうとするとふら付き、
左手親指の内側が削がれています。
妻が応急処置をして外科内科医院に行きました。
わたしは血液をサラサラにする薬を服用しているので、
血がなかなか止まりませんでしたが、
手当をして貰い念には念を入れ、
「人食いバクテリア」のこともあるので、
抗菌の点滴注射を受けました。