昨日はわが家のクリスマスデコレーションを投稿しましたが、
今日はそこで目に止まった「わが家の家宝」をアップしました。
わが家の居間のサイドボードには
家族の写真が飾られていますが、
クリスマスシーズンに入りそこにインドネシアの竹製の
イエス誕生の馬小屋のオーナメントを飾りました。
眺めていると左端の額縁が目に止まりました。
これはイエス・キリストを描いたイコンです。
額から取り出してみると金箔が用いられていて
ズッシリとした重みがあります。
額縁の裏書きには
「明治23年8月吉辰 於廣島新調 神僕金口約翰○○」とあり、
明治23年(1890年)8月に
廣島でロシア正教の信仰を告白した時に新調した物です。
名前の「神僕」は神の僕、「金口」は良く分りませんが、
「約翰」はヨハネでイエスの12弟子の1人で、
クリスチャンネームになり、その後に氏名が書かれています。
当人は岩国藩吉川家に仕える家臣でしたが、
母方の祖父になります。
わが家には家宝と言えるものはありませんが、
唯一つ130年前の祖父のイコンが飾られています。