ド・ロ神父記念館には写真にあるような、ド・ロ神父が使った
多種多様な用具類が展示されています。
ド・ロ神父は外海に来て人々の貧しさに驚き、心だけで無く生活を
支えようと、女性達に現金収入を得る技術を身に付けさせるため、
救済院と授産場を設けて職業指導をしました。
授産場ではパン、マカロニ、そうめんが製造されました。
ド・ロ神父は医師でもあったので、医療に当たったり
建築の知識技術を生かして、会堂建築や大浦天主堂の大司教館の
改修に携わりました。更に、土地を取得して開墾し村人に
農業の指導をしました。その働きは多義に渉り、
キリストに現わされた神の愛を布教すると共に、
その愛を形に現わして仕え、その生涯を神と外海の人達に捧げました。


ド・ロ神父が保育所のために購入したと思われるハルモニュウム。

これは救済院や授産場で働く女性達のユニホームです。


女性達に鰯網の編み方が指導されましたが、
その作業場は地下にありました。

メリヤスの編み機により、技術指導かなされたようです。


地下足袋の型板と製品




ド・ロ神父が建築に使用した様々な道具です。

ド・ロ神父が使用した医療器具

ド・ロ診療所で使用された医療器

手術器具ですが、ド・ロ神父によって手術も行われたようです。

人体の内臓部の模型はフランスから取り寄せられたものと思われます。

医療に用いられた様々な容器類です。