旅の2日目堂崎教会、井持浦教会を見学した後、
昼食を取り西海国立公園大瀨を経て、水ノ浦教会に向いました。

昼食とは言え豪華なご馳走でした。


こちらでは新鮮なお刺身が付き物のようで、
きびなごのお刺身や酢味噌で食べるウツボは初めてでした。


西海国立公園の景観は素晴らしく、
岬の先端の灯台までは歩いて行くことも出来ます。


麓には白い砂浜の高浜海水浴場があります。

丘の上に建つ「白い貴婦人」と例えられる、
国内最大級の優美な木造建築の水ノ浦教会です。

何処の教会にも会堂内にはイエスを抱くマリア像がありますが、
この教会の正面右側には、大変珍しくイエスを抱くヨセフ像があります。

教会敷地の丘に十字架らしきものが立ち並んでいます。
遠くから見た時は墓碑かと思いました。

近寄ると墓碑では無く、イエスの十字架への道を辿るレリーフでした。
後部の立派な建物はシスター館だそうですが、
今は余り使われていないように見受けました。


レリーフは1から14迄あり、イエスが十字架に向ってゴルゴタ゛の丘で
磔にされ、墓に葬られる迄の道筋が描かれています。
この十字架への道をビア・ドロロサと言いますが、
信徒達はこの丘のビア・ドロロサを祈りつつ進み、
十字架のイエスを心に思い描いたのではないかと思われます。
ビア・ドドロサ(苦難の道)は聖書に基づき、イエスが
ビラトの法廷からゴルゴタの丘に行く時、
十字架を担い歩いて行ったことに由来しています。