旅の2日目は長崎港から船で五島列島の福江島に行き、
堂崎教会、井持浦教会とルルドを見学しました。





カンパーナホテルでの朝食は豪華なバイキングですが、
これがわたしの朝食でした。至ってシンプルです。


この日は長崎港から五島列島最大の島、
福江島の福江港に向いました。

堂崎教会の建物は1908年に建てられた、
五島で初めての煉瓦造りの洋風建築です。


五島にキリスト教を伝えたポルトガル人宣教師アルメイダと、
人々との交流を描いたレリーフです。
アルメイダ宣教師は優秀な医師でもあり、病気がちだった
五島領主18代宇久純定の要請に応えて来島しました。

マルマン神父(左)は孤児を救済するための施設を作り、
その後に着任したペルー神父は現会堂の設計をしました。

聖ヨハネ五島殉教像。五島出身の19歳の青年ヨハネ五島は、
大坂で捕えられ、長崎西坂で処刑された26聖人の一人です。

こちらは教会では無く、敷地内のトイレも教会風です。

次に向ったのは井持浦(いももうら)教会ですが、
有名なのはルルドです。ルルドは教会の裏手にあります。

ルルドはフランスの一村の名称ですが、そこに住む少女の前に
聖母マリアが現れ、洞窟に霊泉が湧き出し、多くの病人が
救われる奇跡が起きました。そのフランスから五島に来た
ペルー神父が、教会の脇に日本のルルドを作りました。
ペルー神父はフランス製のマリア像を洞窟内に収め、
ルルド村から水を取り寄せて、洞窟の泉に注ぎました。

このルルドは1899年に完成しましたが、五島列島の津々浦々から
小舟で名石が運ばれ、信徒達の労働奉仕によって作られました。
洞窟の脇に小さな容器が売られていて、泉と同じ水を汲んで
持ち帰ることが出来るようになっています。