新宿から千駄ヶ谷に場所を移すと、そこには国立競技場など
数多くのスポーツ施設のある神宮外苑があり、その反対側には
広大な敷地を持つ新宿御苑があります。
この日は外苑から新宿御苑へと足を伸ばしました。


神宮外苑は歴史が古いだけに巨木が多くあります。
巨木の下にこんもりとした樹木があり、近寄ってみるとそれは
幹廻り3.5m、樹齢350年前後のブナ科の常緑高木「スダジイ」でした。


案内板には江戸時代、柳沢 安忠の屋敷付近にあったと言われ、
平成8年この地に移植され、貴重な古木として新宿区の
天然記念物に指定されたとのことです。

こちらは新宿御苑の説明ですが、この敷地は天正18年(1590年)に
徳川 家康が江戸城に入城した際、家臣内藤 清成に授けた
屋敷の一部で、東は四谷、西は代々木、南は千駄ヶ谷、
北は大久保に及ぶ広大な土地です。明治39年(1906年)皇室の
庭園となり、昭和24年(1949年)国民公園として一般に公開されるように
なりました。広さは58.3ヘクタール、外周は3.5キロあります。
因みに入場料は大人200円です。


歩いていて目を引くのは巨大な古木です。
新宿の高層ビル群に負けない魅力が感じられます。


珍しく寒桜が1本咲いていました。苑内には広々とした芝生が広がり、
四つの池もあります。池の彼方に新宿のビルが見えますが、
ひと際高いのはNTTドコモの代々木ビルです。


苑内には大温室もあります。急ぎ足で廻りましたが、
良く手が行き届いていると言う印象を受けました。


入苑したのは千駄ヶ谷門でしたが、ひと廻りした後帰りは
新宿門から出て、10分程歩いて新宿駅に向いました。