11月の半ばにNHKのブラタモリで中野区の「御囲」(おかこい)が紹介されていました。
たまたま観たのですが中野に7年間住んでいながら、「御囲」を全然知らなかったことに
驚くやら、こうしたものがあったことに興味を覚え、先日所用のついでに訪ねてみました。

御囲いは上の説明にもありますように、徳川五代将軍綱吉によって建てられた
犬屋敷で、中野御囲と呼ばれ「一の囲い」から「五の囲い」までありました。
敷地は30万坪、東京ドーム20個分の広さがあり、8万匹とも10万匹とも言われる
野犬や捨て犬が1.200棟の建物で飼われていたと言うことです。今はその面影は
全くありませんが、中野駅周辺の早稲田通り、中野通り、環七に囲まれた地域に
五つの囲いがあったと言うのでその広大な敷地に驚かされます。




この5匹の犬は御囲の歴史を今に伝えるただ一つのモニュメントです。以前、通りすがりに1.2度見た記憶が
ありますが、珍しい物があるとは思ったものの余り気にも止めませんでした。今回、御囲のことを知って写真を
撮って来ました。

犬の像のある場所は中野区役所の敷地内ですが、JR中野駅北口を出ると左手にサンプラザ(写真)が
見えます。その隣りが区役所で通りに面した所にあります。中野に行くことがあったら是非ご覧下さい。