夏野菜の生長と共に害虫の被害も目に付くようになりましたが、害虫の他に病気も発生しています。
キュウリやカボチャ、ナスなどに必ずと言っていい程発生するのがウドンコ病やぺト病です。
わが家でも例外ではありません。


わが家で目に付くのはカボチャに発生したウドンコ病です。ウドンコ病は葉の表面に斑点が現れ、次第に広がり
全体がうどん粉をまいたような白い粉状のカビに覆われます。密植したり葉が茂り過ぎると発生します。
この菌は低湿を好み雨の少ない環境、雨の当らない場所、空梅雨の年に多発します。窒素分が多いと発生
し易いので肥料を控え目にしたり、茂り過ぎた葉は摘み取ります。病気にかかった葉も摘み取り処分します。


キュウリに付きものなのがぺト病でしょう。葉に淡黄色の小斑点が出来、拡大して葉脈に区切られた黄色い
角張った斑紋になります。病斑の裏面にはカビが発生します。窒素分が多過ぎても不足しても発生し易いので、
注意が必要とのことです。病原菌は糸状菌の一種で菌糸の形で被害株に付いて越冬し、気温の上昇と共に葉
の裏に形成されたカビ状の胞子を分散して伝染源となります。
ウドンコ病もぺト病も防止することが難しいように思いますが、かかった葉は摘み取り処分すること、風通しを゜
良くすることが少しでも予防に役立つことでしょう。