11月の初めに近くの天狗のお寺として有名な飯縄寺(いつなでら)を訪ね、その一部を紹介致しました。夕
方であったため内部に入ることが出来ず、波の伊八による「牛若丸と大天狗の図」や「木像マリア観音坐
像」を観ることが出来ませんでした。そこで先日昼間に再訪しました。ところが受け付けは閉まったまま
でした。通りかかった近くのお婆さんに尋ねたところ、「ここは良く閉まっているんですよ。開けたら良
いと思うんだけどね。」と言っていました。諦めて先に撮れなかったものを撮って帰りました。


前にもアップしましたが大変珍しい萱葺の山門です。今回は山門の欄間にある烏天狗の彫り物を撮りまし
た。このお寺には至る所に沢山の彫刻があります。


鐘楼とその案内板です。この鐘楼は160年ほど前に建てられたもので、今、改装されています。


ここにも唐獅子や虎、龍などの彫刻が施されています。


山門の正面に本堂があります。案内板には俗称「波の伊八」の作例をもつ寺院建築として知られている、
とあります。


前回は時間だから出るように言われ、近寄ることが出来なかったのですが、今回はじっくり観ることが出
来ました。本堂正面の欄間には大きな二つの天狗が飾られていました。遠くから来たと言う人が、「あ、
これは烏天狗だ」と言っていました。このお寺が天狗のお寺と呼ぶ由縁が分りました。