前回に引き続き散歩の後半をご紹介いたします。

この地にはあちこちに古くからの集落が散在し、各集落には必ずと
言って良いほど神社、仏閣があります。この集落でも小さなお寺がありました。

そのお寺は満徳寺です。

お寺の由緒来歴を表示するものはありませんでしたが、境内には
古く苔生した墓標が沢山建っています。その特徴は仏像が彫られている
ことです。墓標の裏には「文化」という年号が読み取れますかれ200年
ほど前のもののようです。

満徳寺から遠くない所に神社がありました。土地の住人によりますとと
狭くなってこの地に移設されたとのことでしたが、今、人気の少ないこの集落も
昔は大勢の人たちが、祭りなどに集まり、また、子ども達の遊び場になっていた
のではないでしょうか。

大木と言うよりは巨木がお鳥居に並んで立っています。神社、仏閣、そして、
古い旧家には必ず巨木があります。その木の大きさがその土地の風雪に耐えた
歴史を物語っています。

そうした古くからの集落の中にも、所々、都会から移り住んだと思われる
人の新しい家屋が目につきます。

1時間半ほどの散歩を終え家に近付きかけた時、電車の音が聞こえたので、
急いでカメラを取り出しシャッターを切りました。この電車は1時間に
1本しかお目にかかることが出来ません。