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いーかのブログ

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マドリーでは日本の貿易会社で働くMさんの奥さんにギターのレッスンをしたり、

ロシータ・ドゥランのアカデミーに弾きに行ったり、

アモール・デ・ディオスのいろんな先生のクラスに弾きに行ったりしながら過ごしていました。

アモール・デ・ディオスでギターを弾いていたKさんが是非レッスンを受けたら良いというギタリストを紹介してくれました。

以前習ったクーロ・デ・ヘレスと一緒に弾いていたフェリーぺ・マジャのレッスンを受けることが出来ました。

彼にはファルセータをどれだけキレイに弾いてもコンパスが感じられなければフラメンコとして何の価値もない事を教わりました。

コンパスとは⁈

ただリズムとアクセントを正しくとるだけではなく、山に向かって登りつめるような感覚。

その山の大きさはいろいろ…

山の大きさによって登る強さや早さをはかる。

一歩づつを強く正確に踏みしめることも大切だけど、全体を眺めてどのように進むかも大切。

フェリーぺはフラメンコの大切なことをたった一回のレッスンで教えてくれました。

このあといろんなアーティストと共演したり見たりした時に更なる確信へとつながります。

このあとまたセビージャへ戻ります。

続く



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8月も終わろうとする頃

バリオ・デ・サンタクルースでお土産売りをしていたファイーコが突然

明日から一家でコルドバに行く。!

と言って僕に別れを告げました…
なんか振られた気分で寂しかった。

ジプシーは本当に放浪するんや?

夏が終わると観光客も少なくなるのでコルドバで別の仕事を探すらしい。

僕も一旦セビージャを離れてマドリーに戻ることにしました。

いつでも戻って来いと言うN氏のお言葉に甘えて戻ることにしました。

パスポートの滞在期限が切れるので以前スペイン語学校で知り合った画家の卵のKと一緒にポルトガルへ行くことにしました。

Kは石川県出身。
自称天才画家らしい?
絵のことはあまりよくわからないけど

ジャズやポップスの音楽の趣味が同じだったので意気投合しました。
自分の絵に対する情熱を語るヤツ。

二人ともポルトガルは初めてなので楽しみです。

マドリーの南の駅アトーチャからリスボンまで寝台特急で12~3時間はかかったと思います。

次の日の午後、リスボンに到着。

いつものように行き当たりばったりの旅なので宿はとっていません。

先ず宿探しです。

ポルトガル人は穏やかで優しい喋り方をします。

こちらはスペイン語しかし話せないけど、こちらの言うことをだいたい理解してくれます。

町の中心辺りに安くて良い宿を見つけました。

長旅で疲れていたので少し仮眠をとり夜の町に出ました。

レストランに行きました…
何を食べたか覚えてませんが

なんか家庭料理的なものを食べたような記憶があります。

次にディスコらしき店があったので入ってみました。

時間が早かったせいか客は僕たち2人だけ。

なぜかパコ・デ・ルシアのソロ・キエロ・カミナールが鳴っていました。

ファドは未経験だったので観光案内で探して行きました。

ここも客は僕たち2人だけ。

三人の歌手がそれぞれの個性で
ファド独特の哀愁のある歌から明るくリズミックな歌まで熱唱してくれました。

中でも男性の歌が気に入ったので彼のレコードを買いました。

2人は文無しになりました。

帰りの切符は持っていたので何とか帰れるか?
とのんきなもんです。

マドリーへの帰りの電車。

夜中に国境

パスポート

切符を出したら

駅員が突然怒りだし、600ペセタ足りない。

そんなはずないのに⁈

2人は文無しなので600ペセタどころか合わせて100ペセタもない。

網棚に置いていたファドのレコードを持って逃げて行った駅員。

電車の外で僕のレコードを持ってわめく駅員。

たまたま隣に乗り合わせたフランス人らしき女の子。
ペセタのお金を持っていたのをチラ見していたので、思い切って頼んでみました。

その子も僕たちと駅員のやり取りを一部始終見ていたので話は早かった。

その女の子に600ペセタ借りてオヤジの機嫌もおさまりやっと国境を出発。

助かった!

マドリーに着いたらお金を取りに帰って直ぐに返しに行きました。

しかし、訳のわからん駅員やったな~⁈
あの600ペセタ、何に使ったんかな⁈

続く

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チクラーナのペーニャ・フラメンカ

アントニオ・猪木に似たギタリスト(以後アントニオ)がギターを弾き始めると、
アフィシオナード(フラメンコ愛好家)が次から次へと歌います。

アントニオはタランタ系の曲が得意らしく、自分のフレーズごとに自身にオーレ!をかけていました。

こういうオーレもあるんや?

お客さんがだんだん増えてきました。

アメリカンらしき観光客も入ってきました。

恰幅の良いおっちゃんがアントニオにシギリージャを弾いてくれと頼みました。

アントニオはシギリージャは弾けない。

と、

僕を見てお前弾けるか?

なんとか弾けるかな?…

僕はギターを取り出しシギリージャを引き始めました。

おっちゃんは歌うでもなく、

踊るでもなく、

僕は弾き続けました。

ゆっくり語り始めました。

語りの意味はわからなかったけど、

なんとなく空気を読み取り

強く語る時は強く弾き、

静かに語る時は静かに、

その場の空気に漂うことにしました。

タバコを取り出し

火をつけ

消した

と思ったら

火がついていた

手品みたいなシーンもありました。

周りの反応はある時は静かに聞き入り

ある時は笑い

おっちゃんの世界に引き込まれています。

瞬間・瞬間がとても緊張感のある何とも言えない不思議な感じでした。

終わったあとおっちゃんは僕にハグしてくれました。

チクラーナの最高の思い出でした。

続く