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いーかのブログ

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一緒に住んでいたH氏の友達で画家のN氏とよく遊んでもらいました。
N氏はちょい悪で大人のいろんなところに連れて行ってくれました。

3月にはH氏が帰国する予定だったので、短い間だったけどquevedoのピソは引き払ってN氏のところに居候させてもらいました。(破格の有料)

N氏のピソはマドリーの北、プラサ・デ・カスティージャ。
地下鉄1番のその頃は終点。
駅から徒歩5分の静かな住宅地。

アモール・デ・ディオス(フラメンコ・スタジオ)へは地下鉄一本で行けるから便利。

H氏は10年前にマドリーで結婚し、女の子を1人。が、後に離婚し、1人暮らし。(あっ、カルメン雌猫と2人暮らし)
1LDKなので僕はサロンに簡易ベッドを置いてもらって文字通り居候。

カルメンは夜遊びが好きらしく、夜はいつも屋根を渡り歩いていました。
N氏が夜遅く帰って物干しから“カルメーン!”と呼ぶと傷だらけで帰ってくることもありました。
なかなかの格闘家でもあったようです。

以前ちらっと出てきましたが、有名な舞踊手、振り付け師のパコ・フェルナンデスがこのカルメンのことをプータ(娼婦)呼ばわりしていました。
案外当たってたりして⁈

僕は子供の頃から動物が苦手でしたが、カルメンで結構癒やされてました。

続く


クーロ・デ・ヘレスはアンダルシア(スペイン南部)のヘレス出身でジプシーの家系に育ち、物心ついた時からフラメンコに接していたらしい。
マドリー郊外の団地に住んでいました。

後で聞いたのですが、この辺りはヒターノ(ジプシー)の保護区で沢山のアーティストや労働者が住んでいます。

クーロは気さくな明るい雰囲気で迎えてくれました。

僕のつたないスペイン語を理解しようと努力してくれたので、なんとか会話が進んでいきました。

イッサーオ!何がしたい⁈
クーロが聞きました。
彼はヘレス出身なのでそりゃ~もう、ブレリーアでしょう!

最初は普通のブレリーアで後半に明るいブレリーアデ・カイに変わって盛り上がって終わるという、これぞヘレスというブレリーアを弾いてくれました。
一曲4~5分の曲を二回でとりました。
次はシギリージャを習いました。
クーロに習うのはこれで終わりましたが、ちょうどこの頃クーロがリサイタルをするというので見に行きました。

そこにはレッスンの時とまったく違うクーロがいました。
本気なんです。
音の強さ、引く時の表情など勉強させて貰いました。
最後のブレリーアではバックで奥さんとその妹がパルマを叩いていたのが素晴らしかったです。

続く



タブラオ巡りをしました。
タブラオはフラメンコの舞台があって毎晩ショーをやってるお店。

マドリーにはたくさんタブラオがあります。

先ずはカフェ・デ・チニータス。
9時頃から始まるのはクアドロ。

ギタリスト、カンタオール、踊り手が5~7人くらい順番に出てきて踊ったり歌ったり。

とても見ごたえがありました。
僕はこのクアドロが大好きです。

まだ駆け出しの踊り手にパルマの注意をしたり、楽しそうに話しながらやったりとライブの一体感、生きてるライブ感というか、演者同士のやり取りが見えるので見ていてとても楽しいです。

クアドロには1人歌って踊るルンベーラという人がいて、ルンバやブレリーアを歌って踊ります。

この素晴らしいショーをサングリアを飲みながら堪能します。

1時間半程のクアドロが終わったあとは11時頃から始まるのはメインアトラクション。

一流のショーです。

この日はラ・チュンガ。

お土産のフラメンコ人形のモデルにもなってる人で、

靴を履かずに裸足でフラメンコ。
フラメンコは土着の民族音楽ですが、裸足だとさらに土着感があります。

とても見ごたえのあるショーでした。

でも僕はやっぱりクアドロが好きです。


また別の日に今度はコラル・デ・モレリーア。

ここでも前半は楽しいクアドロ。
ギターも歌も生音なのでギターはパルマやハレオであまり聴こえません。
が、皆の出すリズムがあまりにもキレイなので凄く心地よいです。

あのリズムの中でギターを弾いたら気持ちええやろな~と思いました。

楽しいクアドロのあとは、メイン・アトラクション。
この日のフィグーラ(トップ・アーティスト)は、

ブランカ・デル・レイ

ギタリストは
クーロ・デ・ヘレス
フェリーぺ・マジャ
ダビー

カンタオールは
エル・モーロ

これは最高でした。!

黒い衣装の上に白いマントンを羽織り椅子に座ったブランカ。

ゆっくりと調和のとれた三人のギターの美しいハーモニーのイントロが始まる。
暗い夜の街に霧が流れてくるかのように乾いたダミ声のモーロのカンテが始まる。

ゆーったりとしたソレアー。

思い出すだけでゾクゾクします。

ブランカがゆっくり動き出す。

まるで生き物のようにマントンを操る。
淡い照明に映るシルエットはまさにフラメンコの女王。

激しいサパテアード(靴音)、ブラソ(腕)、マノ(手)、体と首のキレ、優雅な動き、どれをとっても完璧。

これぞギターとカンテと踊りの三位一体。

この日のショーが忘れられず後日もう一度行きました。

ここでファースト・ギターを弾いていたクーロ・デ・ヘレスに師事することにしました。

彼はヘレス出身でヘレスのフラメンコ・ギター・コンクールでも優勝した実力者。

その日にOKをもらい、連絡先を聞きレッスン日も決まりました。
レッスンが楽しみです。

続く