ペンションにはご飯がないので朝起きると必ずここでカフェ・コン・レチェとトスターダを食べました。お気に入りの食べ方で。
僕の日課は昼間はファイーコと遊んだり、セビージャの町を散策したり。
中でもセビージャのカテドラルは圧巻です。
よく通いました。
大聖堂の中で世界三位の世界遺産。
超特大のパイプオルガンは日曜日のミサに演奏されることもあります。
この雄大な空間にいるだけで身も心も洗われる気がします。
コロンブスのお墓でも有名です。
夜はカルボネリーアでティント・デ・ベラーノ(赤ワインのファンタオレンジ割り)を飲む。
カルボネリーアは以前カルボン(炭)を売っていた店。
もしくは炭を焼いていた。
入り口には大きなカマドがあって、ずっと奥へ入ると広いパティオ(中庭)があって、そこがお酒も飲める(スペインではバルは24時間酒が飲める)空間。
とっても気持ちの良い静かな空間です。
パティオの周りには木や花が植えてあって、ヒターナが手づくりのジャスミンの花飾りを売りに来たりします。
ジャスミンの花飾りは100ペセタ。
生の花なのでとてもいい香りがします。
飼い猫か野良猫かも一緒にくつろぐところです。
カルボネリーアには時々フラメンコのアーティストがきて演奏するというのを聞いて毎日通いました。
カルロス・エレディアがたまにきて演奏してくれました。
もちろん人だかりです。
コンサートで聞くのと生音で聞くのとではやっぱり違います。
どんなタッチでどれくらいの音量で音を出すのか?
カルロス・エレディアは踊りの伴奏家なので強いタッチで機関銃のようなラスゲアード(掻き鳴らす弾き方)でした。
誰かがギターを弾き出したら皆は耳を澄まして聴きます。
それが素晴らしい演奏であれば誰も話はしません。
その演奏に聴き入ります。
どんな音も聞き逃さないかのように。
もしその時に喋る者がいたら皆でその人を睨みつけます。
これはあたり前のことです。
演奏者への敬意。
そして聴いている人へのマナーだとおもいます。
勉強させてもらいました。
夜遅くに帰ることもしばしばありましたが、マリアは鍵を閉めて寝ています。
マリアは入り口の側の部屋で寝ていたので夜中でもノックしたら鍵を開けてくれました。
PERDON ごめんなさい。
と、いつも謝ってました。


