桜の開花に、間に合わせたかった。
 駄菓子屋ROCK  谷口談



都内では昨日開花宣言とな。

あれは、一年と3ヶ月前。
いつかそんな歌を作って欲しい。
その人は言った。


難しいテーマだ。まず俺は世間のことを知らなすぎる。

挑んでよいテーマであるわけがない。

ずっとかけずにいた、
勉強しないとかけないよ。って思ってた。
おぼろげに曲作りは進めていた、が、
難しかった。


ふきのとう   を、作る時の苦悩に似ていた。

どこから切り出しても、傷口から、血が吹き出るんではないかと錯覚する。

どの視点で捉えれば、なるべく出血をさせずに切り込める切り口が見えてくるのかわからない。

夏になった。西日本に災害が起こった。

俺はフィリピンプロジェクトの真っ只中。
だったが、   当時の事務所から、思ったように経費が出てこず、急遽、その回のフィリピン行きが 無理になった     だから、かろうじて行けた。

そこに行けた。


西田マネージャーより、支援物資を持って行こう。と持ちかけられた。

車で10時間以上かかる。
しかも、座席を後ろに倒すこともできない。
2トントラックの密室に3人ぎゅうぎゅう詰め。



ぐずりながらも、相方と 腰を上げた。

岡山には、日本一広い 面積を誇る、駄菓子屋さんがある。

株式会社 大町 が、展開する。日本一の駄菓子屋。




こちらの計らいで、

真備町の子供達と、俺らは遊ぶことになった、

その日のブログが、こちら。




この日の帰り道。



たとえ   それでも、鉄砲で、仲間を打ち合って、遊んでいるなんて。



真備町に住む人は、、それはそれは、大変だろうけど、

打ちたくもない鉄砲を打たされていた時代の、若者たちから見たら

災害で水に沈んだ   そんな 町の子達が、
元気満々で、鉄砲打ち合ってる姿みたら、

どう思うんだろって、浮かんできて、




それは、きっと、羨ましいだろうなあと思った。
もしくは、

この為だったら、俺の命も無駄じゃなかったかなあ、って、思った若者もいるのかもしれない。




俺にしか書けない、切り口で、
いつまでも作品が作れていけたら、いいけど、



ほんと、気づこうと思って気づけるものではない発想だった、


これを、教えてくれたのは、人なのか、自然なのか、神か、、

誰にもわからない。
もがいているうちに生まれてきた。そんな唄です。








みずでっぽう 〜命のバトン〜




Lyric

きっと命をかけて 未来に教えたのさ
僕らが今生きている日常の尊さを
無駄にしないで 君の命の為に 消えていった尊さを

それはちょっと前のこの日本で
信じられない事が起こってた
家族と引き離されて
子供達は戦場に行った

悲しみを抱えて
だけど口には一切出せず
遠い家族の写真をお守りにしたって
生きて帰れる保証 どこにもないのに

人の命がなんで? 花びらなんかじゃない
誰かのため散る人生じゃない だけど
どうして 自分で散って行くことを選んだのは子供達
きっと命をかけて 未来に教えたのさ
僕らが生きている日常の尊さを
無駄にしないで、君の命の為に 消えていった
尊さを

これをちょっと想像してくれよな
水筒に弾丸が当たったら
飲めるものはもう何もない 
生きる術なら一個 飲むぜ自分のおしっこ

重い荷物を抱えて
だけど食べ物一切も無くて
遠い家族への手紙には元気だと書くよ
心配かけちゃさあ かわいそうだから

人の命はなんで?花びらなんかじゃない
誰かのために散る人生じゃない
だけど どうして
自分で散って行くことを選ばせたのは大人たち
だから命をかけてこの未来を生きよう
僕らには今なによりも 掛け替えのないの無いものがある
無駄にしないで 君の命の為に消えたいった尊さを

最後の一滴を分け合って 
戦場に向かった彼らが 
水鉄砲で遊んでる 今の君たちを見たら どう思うかな、きっと、きっと、
一緒に遊びたいなあって思うだろうなあ

人の命はなんで? 花びらなんかじゃない
誰かのために散る人生じゃない
だけど どうして 自分で散って
行くことを選んだのは子供達

きっと命をかけて未来に教えたのさ
僕らが今生きている日常の尊さを
無駄にしないで 君の命の為に
消えていった尊さを
その命の為に祈りを



楽曲名:みずでっぽう 〜命のバトン〜
作詞作曲:川村いさみ
アーティスト:駄菓子屋ROCK
エンジニア 太田敦志
アレンジャー 川村いさみ
参加ミュージシャン
Dr.杉本哲也 (RABUTORA.他)
Ba.木下きえ (たいへんにんげん.BINJU)
Gu.川村いさみ
Cho.杉本哲也
映像制作:高良真秀

スタジオ:本厚木SEAL
撮影:母島
協力:母島村民会館/母島保育園/船客待合所
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川村いさみ、次回ライブはこちら。