上海上空に近づくと、海沿いに風力発電の巨大風車が並んでいるのが見えます。瀋陽の郊外にもありましたが、最近の都市には当たり前のようになっているようです。
さすがに、将来のエネルギー問題も考えているのでしょう。

郊外の空港から中心地までは時速400キロのリニアモーターカーもありますが、終点からタクシーに乗り換える手間があるので、今回は空港からタクシーでホテルに移動しました。
ホテルは上海で初めて開業した日本の老舗ホテルチェーンの経営です。昔は仕事の常宿で、当時はとても豪華な印象でした。
私はどちらかと言うと古いオリエンタルな感じの建築が好きなので、途中からこのホテルに泊まらず、文化財に指定されているような古いホテルばかりを泊まり歩いたものです。古いホテルは雰囲気はありますが、設備やサービスは劣るために私以外に外国人はごく少数でした。
ところが、それから歳月が流れ、当時はとても豪華であったはずのホテルが今となっては古い風格のあるホテルになっていました。と言うことは、自分自身も年を取ったと言うことですなあ。
その割に精神年齢が低い気がしますけどね。
久し振りに訪れましたが、ホテルは外観も中身もとてもいい雰囲気です。

正面から入ったフロントもそれほど派手ではなく落ち着いています。いわゆる最近流行のド派手な中国成金趣向ではありません。

裏にある出入り口はあちこちにモザイクタイルが散りばめられ、文化財の指定を受けているそうでした。
最近の上海の近代化が余りに強烈なため、このホテルも時代を感じさせます。
向かい側には緑の庭園が広がっていますが、周辺も開発が進み、貴重な緑地となっていました。

その緑地の隣にあるのが上海の大手ホテルグループである錦江飯店グループの起源となった「錦江飯店」そのものです。終戦当時はこの周辺で一番高い建築でした。やはり文化財です。
ニクソン、エリザベス女王、田中角栄、金正日なども宿泊した老舗ホテルです。
このホテルグループは日本国内でもレストランなどを経営しています。
同時代の建築としてはこの博覧会センタービルも有名です。とても目立つ建築だったはずですが、今では高層ビルの谷間に埋もれています。

それもそのはず、昔の上海と現代のそれとでは建築の高さや規模が全く違います。
上海の中心部には黄埔江という川が流れているのですが、新しく開発された地域はテレビ塔を始めとする超高層ビルが建ち並んでいます。川向こうは元々ゴミ捨て場とスラムでした。
郊外に空港が出来てからあっという間に開発が進みました。
上海万博以降は、加速度的に発展しました。

その手前に見えるのが旧市街地です。ビルの高さの違いが明らかです。
高いビル群は400メートル級のものばかりです。
上海のスケジュールはとてもハードで、観光も自由も全くなしです。
ホテルで朝のビュッフェを食べてから何も食べずに夜になりました。
最後の仕事先が有名な繁華街近くだったので、ようやく夕食にありつけました。
中国では5月1日のメーデーの前後は祝日なので、混んでいました。
比較的空いていそうなレストランはフィリピン人バンドのディナーショーをやっていました。

お客はオシャレな雰囲気のカップルと外国人ばかりでしたが、途中から場違いな服装の集団が登場しました。
案の定、テーブルに着いたら、いきなり全員がタバコを吸い出しました。
お店のスタッフは追い出すことが出来ませんので、雰囲気はぶち壊しです。
翌日も朝は5時半起きで、北京へ移動ですから早めに引き上げました。
中国ではほとんどの高級ホテルでは無線LANが使えますので、パソコンを持参しなくてもアイフォンでかなりの仕事はこなせます。スターバックスなどのチェーン系カフェも無料で使えますから、外国人がよく利用しています。
このアメブロも海外からアクセスして編集することが可能です。
続く。