色々なバレンタインデーがあるものです@ファミレス | 雲水・ISA(九龍)のブログ

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日本は神の国
仁術師

ほとんど徹夜での仕事が数日続き、ホッと一息。大好きなこってりラーメンで腹ごしらえ。食後にお茶でもしようかと思いましたが、カフェオレも飲みたい。いや、抹茶オーレも飲みたい。ジャスミン茶も良いなあ。でも、オシャレなカフェにまでわざわざ行く気はしません。

かと言って、自分で全部作るのは面倒です。そこで、思いついたのがファミレスのドリンクバー。何でもあります。

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ここはよく行くので、従業員も顔なじみです。普通の人たちが食事をする時間帯とはずれているために、空いていました。

いつもは食事をしますが、ドリンクバーだけの利用は初めて。ところが、ドリンクバーだけの注文なのに、オーダーすると「ご注文を繰り返させていただきます」とか言うんですよね。

私は知り合いのスタッフなので、ふざけたつもりで「いいよ、繰り返さないで。注文は一つだけなんだからさ」と言ったら、周囲のお客が変な客が来たぞ、という風な顔で見るんですよね。

そうです、私は変な客です。ガテマラ製の中綿入りレインボーカラーのド派手なジャケットを着ていたしね。入店した時から子供たちがジロジロ見ていましたよ。

でも、複雑な内容でもないのに、注文内容を繰り返すのは馬鹿丸出し、だといつも思います。私もそういう業界にいたのでマニュアルに従っていることくらいはわかります。でも、それより大事なのは臨機応変さだと思いますけどね。

あるファーストフード店ではおばあさんに向かって、若い女性店員が早口で数種類のソースの名前を言っていました。後ろにいた私だってわからないようなソースなのにねえ。当然おばあちゃんはわかりませんから、聞き直すと、女の子はカタカナの名前を繰り返すだけなんですよ。

アホかい、あんたは。おばあちゃんは塩辛いのか、甘いのか、酸っぱいのかということを知りたいんだよ。

こういう時に応用が利くのは、なぜか頭の柔らかいはずの若者ではなく、中高年のパートのおばさんなのです。昔の教育がいかにきちんとしていたかという証明です。

そう言えば、原発事故の時に、わけのわからない専門用語とか放射線の単位を平気で話す馬鹿たれ学者が続出しましたが、あれと似ていますね。機転がきかない人間に、いざという時の対応ができるはずがありませんよ。

それはともかく、辺りを見渡せば、カップルの多いこと、多いこと。そうでした、世間はバレンタインデーとかいう、お菓子屋さんたちが作り出した変てこなお祭りなのでした。

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どこの席も、色で例えるならばオレンジ色とか桃色のオーラが出ている感じです。ところが、私の右斜め前の席だけは灰色っぽく、暗い雰囲気なんですよね。

あれあれ、こいつは変な感じだぞ、と思っていると、鼻をすする音がするではありませんか。
そうなんです。女性の方が泣いているんです。ご両人とも食べ終えた食器類をはさんで向かい合ったまま、直立不動でした。
店のスタッフも、異様な雰囲気で近寄りがたいため、食器を下げるタイミングを逃したようです。

バレンタインデーなのに、別れ話をしていたようです。というか、もしかするとバレンタインデーがきっかけとなったのかもしれません。

よく、他人の不幸は蜜の味とか言ったり、ゴシップや他人の噂に関心のある人がいますが、私はそういうのとは全く正反対で、悪趣味だと思いますから、二人の姿を見ることができません。

せっかく楽しみにして来た、お茶もカフェオレも全然美味しくない。
早々に引き上げることにしました。今考えたら、席を換えてもらえば良かったですね。

レジで会計を済ますと、「何番、最終下げです」と私のテーブル番号を言いました。いつもこの系列店では「最終下げ」という用語を使うんですよね。お客が帰るので、そのテーブルを片付けてくださいという指示のようです。

「最終」と言うからには、その前には何段階あるのでしょうか?しかし、「最終」以外は聞いたことが無いのです。

今度、聞いてみようっと。