夢日記「手術とダンス教室」 | 銀のマント


夢日記「手術とダンス教室」







手術台の上に寝かされている。盲腸の手術を受けるのだ。

手術が始まった。もちろん麻酔をされているので痛みも何も感じない。

手術室の半分はダンス教室になっていて、何組かカップルが優雅にワルツを踊っているのが見える。

だが流れている音楽が古いレコードを使っているとみえて、時々ノイズが入り針とびしたりする。

執刀している医師はその音楽が気になるのか、なかなか手術がすすまない。

とうとう看護婦に向って、「あの音楽を変えさせろ」と命じる。

音楽がとまり、今度はワルツに変わって、アメリカの古いロックンロールが流れ始める。

踊っている連中は服を着替えたのか、それとも人間が入れ替わったのか、皮ジャンにリーゼントというお決まりのスタイルで激しく腰をふっている。

執刀している医師もようやくゴキゲンになって、フンフンと鼻歌を歌いながら軽やかなメスさばきを見せる。

手術を受けている私は、逆にその様子が危なっかしくて不安でたまらない。










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