図書館の犬
図書館で本を読んでいると、急に右足のくるぶしあたりに痛みを感じる。
見ると、薄汚い犬が噛み付いている。
犬を振り払うが、かまれたところから血がドクドクと流れ出している。
慌ててカウンターのところにいた図書館員に犬に噛まれたというと、
地下の医務室へ行ってくださいと言われる。
図書館の中央に地下へおりる階段があって、おりて行くとやたらに柱のある部屋に出る。
柱の陰にはそれぞれ野良犬がいてこちらをじっと見ている。
中には今にも飛びかかってきそうなやつもいる。
おそるおそる医務室を探すがみつからない。
壁にそって並んだドアには「洗面所」とか「会議室」とか「検査室」というプレートがつけられていて、その中に医務室はない。
くるぶしからはどんどん血が流れ出している。
こんなことになるのなら図書館なんかくるんじゃなかったと後悔する。
これ、実は別IDでやっていた「廃病院で見つけた日記」という、記憶喪失の青年を主人公にした小説に出てくる夢日記に書かれていたものです。あちらのブログを読んでない人も多いと思うので再アップさせていただきました。