■夢日記「美しい音楽」 | 銀のマント

夢日記「美しい音楽」


電車でうっかり居眠りをしてしまい、気がつくと知らない田舎のような場所を走ってる。
どこかの駅で止まったのであわてて降りる。
そこは無人駅でおりたのはぼくだけ。
駅には駅員もいない。時刻表さえ出ていない。
駅を出るとさみしい街並みがあるが店にはみんなシャッターがおりている。
どこからか美しい音楽が聞こえてくる。
音楽が聞こえて来る方へ行ってみるのだが、音は常にどこか遠くから聞こえてきて、音楽を奏でているものへどうしてもたどり着けない。
あきらめて駅へ戻ってホームに立っていると、きれぎれにあの美しい音楽がきこえて、なぜか涙がこぼれ落ちる。悲しいというより何かむしょうに恋しいという感じ。
もう一度、音楽を奏でているものを探しに行こうと思うのだが、ちょうど電車がきてしまい、次の電車がいつ来るかも分からないので、音楽を奏でているものを探すことを諦めて来た電車に乗る。
ドアがしまり、電車が動き出すと後悔でいっぱいになる。