■夢日記  「吉本隆明VSゾンビ」 | 銀のマント

■夢日記  「吉本隆明VSゾンビ」

 

小金井市民会館へ、詩人で思想家の吉本隆明の講演を聴きに行く。
テーマは「家族論」。
吉本隆明は書くものの難解なイメージと違って、ひょうきんなおじさんという感じで、講演のあいだ始終笑いがたえない。
そういえば、入口で渡されたプログラムには「ヨシモトリュウメイ」と表記されていた。
講演の途中でヨシモトが「何か質問はありますか」というと、突然舞台に、車イスに乗った頭がふたつある男性が介助の男性と一緒に出てきて、ヨシモトに向って何か言う。
だがその言葉はまるで異星人のもののようで何語でもない不思議なことばで誰も理解できない。そのうえふたつの頭がいっせいにしゃべるので、なおさら理解できない。
ヨシモトが介助の人に向って、「何を言ってるのかわからないので、翻訳してくれませんか」という。
すると、介助の男性が激怒して、「翻訳とは何事だ。同じ人間だぞ。彼の言ってることが理解できないことを、文化人として恥ずかしいと思え」とヨシモトを怒鳴りつける。
ヨシモトも激怒して、「お前こそ、こういう人たちを食いものにしているハイエナだろう」と言い返す。
ヨシモトと介助の男性とのあいだで、罵声がとびかう。
客席でも、ヨシモトを応援する者、反対に罵声を浴びせる者が半々くらいで騒然とした雰囲気になる。
乱闘寸前。
気がつくと、ヨシモトに罵声を浴びせている連中がいつのまにかゾンビになっている。
ヨシモトを応援している観客に向って襲いかかってくる。
ぼくも夢中でヨシモトに声援を送っていたのだが、ゾンビに組みつかれた。
肩のあたりを噛まれ、肉を食いちぎられる。
激痛で気が遠くなる。
ステージを見ると、たくさんのゾンビたちをヨシモトが片っぱしから投げ飛ばしている。
その姿をみながら、意識を失う。


追記

ど~でもいいことなんですが、吉本さんの奥様は俳人で、娘さんはマンガ家と小説家。妹ばななに比べると、お姉さんのほうはほとんど知られていませんが、作品集だって何冊か出しています。吉本プチ情報でした(笑)